本記事ではOculus GoにSTYLYをインストールする手順を解説します。
手順は以下の通りです。
お使いのPCがMacの場合とWindowsの場合で、少し違いがあります。
- Oculus Goを開発者モードにする(Mac・Windows共通)
- Oculus Goのドライバーをインストールする(Windowsのみ)
- SideQuestをインストールする(Mac・Windows共通)
- STYLYをインストールする(Mac・Windows共通)
それぞれ、詳しく解説していきます。
※Oculus Quest / Quest2にSTYLYをインストールする方法はApp Lab経由の方がSideQiest経由よりも簡単かつ安全なのでおすすめです。以下記事で詳しくインストール方法を解説しているので、Quest / Quest2ユーザーの方はこちらをご参照ください。
Oculus Goを開発者モードにする(Mac・Windows共通)
まずはOculus Goと接続しているスマートフォンのOculusアプリを起動、画面左上のデバイス表示が任意のデバイスであることを確認し、設定を開いてください。
開発者モードを有効にしたいOculus Goを選択し、サブメニューの「その他の設定」をクリックしてください。
開発者モードを選択し、次ページの開発者モードにチェックを入れます。
初めてこの設定をする場合は開発者組織の登録をするか聞かれ、「はい」を選択するとブラウザに飛ぶので、そこで開発者名を登録します。(開発者名は公開されないのでどんな名前でも大丈夫です)
Oculus Goのドライバーをインストールする(Windowsのみ)
※この工程はWindowsユーザー限定です。Macユーザーの方は必要ないので、次の「SideQuestをインストールする」に進んでください。
PCでOculusの公式サイトからドライバをインストールしていきます。
利用規約に同意するチェックボックスにチェックを入れ、ダウンロードをクリックします。
ダウンロードが完了したら、oculus-go-adb-driver-2.0.zipを展開し、android_winusbを右クリックして「インストール」を選択してください。
これでOculus Goのドライバのインストールは完了です。
SideQuestをインストールする(Mac・Windows共通)
PCにSideQuestをダウンロードします。
Mac・Windowsともに、SideQuestのGitHubにアクセスしてください。
SideQuestをインストールする(Windowsの方)
Windowsユーザーの方は「SideQuest-Setup-〇〇-x64-win.exe」をクリックしてください。(〇〇の数字はSideQuestのバージョンアップに伴って変わるので、下記の画像とは違う可能性があります)
SideQuestのインストーラーを起動するとインストールオプションを選択する画面になりますが、特に理由がなければ「現在のユーザーのみにインストールする」を選択してください。
「次へ」から「インストール」を選択するとSideQuestのインストールは完了です。
「PCとOculus Goを接続する」に進んでください。
SideQuestをインストールする(Macの方)
「SideQuest-〇〇.dmg」をクリックしてください。(〇〇の数字はSideQuestのバージョンアップに伴って変わるので、下記の画像とは違う可能性があります)
ダウンロードされたファイルを開くと、アプリケーション追加画面になるので、SideQuestのアイコンを「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップで追加してください。
これでお使いのMacにSideQuestが追加されたので、アプリケーション一覧からクリックしてSideQuestを立ち上げてください。
初めて立ち上げる際、以下のようなポップアップが表示されるかもしれませんが、「開く」をクリックすれば問題なくSideQuestが立ち上がります。
PCとOculus Goを接続する
SideQuestを起動し、サインインします。
SideQuestのアカウントがまだない場合は、「SIGN UP INSTEAD」をクリックし、アカウントの作成を行ってください。
登録したメールアドレスに届いたメールを確認すれば認証が完了し、SideQuestにサインインできるようになります。
SideQuestにサインインできたら、ケーブルでPCとOculus Goを接続してください。
このケーブルはOculusの付属品のケーブルである必要はないですが、データ転送可能なケーブルを使用ください。
初回の接続時のみ、Oculus Go側でPCとの接続を許可する画面が表示されるので、コントローラーでOKを選択してください。
SideQuestの左上に緑色で「Connected」と表示されれば、接続は完了です。
STYLYをインストールする
Oculus GoにSTYLYをインストールします。
方法は2つで、SideQuestのアプリ上で「STYLY」と検索するか、SideQuestのWEB上のSTYLYページからSideQuestを立ち上げる方法があります。
右の「INSTALL TO HEADSET」をクリックすると、STYLYのインストールが開始されます。
STYLYを起動する
STYLYのインストールが完了したら、「ライブラリ」→「アプリ」→「STYLY」を選択すると、STYLYを起動できます。
以上がOculus GoでSTYLYを使うための手順でした。
STYLY VR APPの使い方
STYLY VR APPはPCVRとスタンドアロン型VRデバイスの二つでシーン体験方法が異なるのでご注意ください。
それぞれの体験方法については以下の記事をご参照ください。
STYLY VR APPが立ち上がったら、ログインしてください。
ログインの手順は以下記事で紹介しています。
STYLY VR APPの使い方を紹介します。
STYLY VR APPのメニュー
STYLY VR APPが立ち上がると、5つのキューブメニューが表示されます。
- 「Recommend」:オススメのシーン一覧
- 「History」:シーンの閲覧履歴
- 「My List」:STYLY GalleryおよびSTYLY VR APPでMy Listにチェックを入れたシーン一覧
- 「My Scene」:自分が作成したシーン一覧
キューブにポインタを当てて、トリガーボタンを引くと、それぞれのシーン一覧が表示されます。
他アーティストが作ったシーンで気に入ったものはMy Listに追加しておけば、STYLY VR APPで検索しなくても体験できます。
STYLY VR APPの操作方法・移動方法
体験したいシーンを選択して、再生ボタンにポイントをあわせてトリガーボタンを引くとシーンが起動します。
回転
スティックを左右に押すと、その方向に視点を回転できます。
移動
コントローラーを移動したい方向に向けてスティックを押すと、青色の放物線とその先に水色の枠線が現れます。
青色の放物線は「移動可能」という意味で、スティックを離すと水色の枠線部分に移動できます。
灰色の放物線が現れた場合は、その地点には移動できません。
VR Edit Mode
STYLY VR APP内でシーンを編集できる「VR Edit Mode」機能があります。
VR空間で、実際に物体の大きさや距離感を確認しながらシーンを編集できるので大変便利です。
以下がVR Edit Modeのマニュアル記事なので、ご利用の際はご参照ください。
体験時システム要件について
Steam版 STYLY VR APPで体験する際の最小/推奨システム要件は以下になります。
- 要件:64bitのプロセッサとOSが必要です
- OS:Windows10
- プロセッサ:Intel Core i5-4590相当またはそれ以上
- メモリ:8GB RAM
- グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 970相当またはそれ以上
- ネットワーク:ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ:8GBの空き容量