ファッション/カルチャー/アート分野のXRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2021」XRの社会普及を予見した伝説的アニメ『電脳コイル』の監督、磯光雄氏が審査員に追加決定!

株式会社Psychic VR Lab(東京都新宿区)、株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)、株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)による共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、2021年11月1日まで公募を行っている、ファッション/カルチャー/アート分野のXR(VR/AR/MR)コンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2021」の審査員に、アニメ監督の磯光雄氏が就任することを発表しました。

『電脳コイル』の未来が現実に迫るなかバーチャルがリアルを超える作品に期待

磯光雄氏は原作・脚本・監督デビュー作となった『電脳コイル』(2007年放映)で、「電脳メガネ」というウェアラブルデバイスが普及した202x年の日常を描き、2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第7回東京アニメアワードTVアニメ部門優秀賞、第39回星雲賞メディア部門、第29回日本SF大賞受賞作品を受賞。後のXRアーティストに多大な影響を与えた存在です。現在2作目となるオリジナルアニメ『地球外少年少女』の公開を2022年初春に控えるなかで、XRコンテンツアワードの審査員を務めていただくこととなりました。

▼磯光雄氏からのメッセージ

我々は今、はじまりの時代に生きている。
このイベントに参加する君たちは、
バーチャルがリアルを超える何かであることをすでに知っている筈だ。
次はどう超えるかを君たちが示す番だ。
我々はもう、未来からは逃れられない。

磯 光雄
1966年、愛知県生まれ。フリーのアニメーター・演出・脚本家。1990年~1992年はスタジオジブリに在籍。『新世紀エヴァンゲリオン』、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』、『KILL BILL vol.1』ほか数多くの作品に参加。その徹底的にこだわった作画はアニメファンや業界から高い支持を受けている。2007年、自身で原作・脚本・監督を手掛けた『電脳コイル』を発表し、2007年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第7回東京アニメアワードTVアニメ部門優秀賞、第39回星雲賞メディア部門、第29回日本SF大賞、第13回アニメーション神戸個人賞ほか各賞を受賞している。現在は2022年公開予定の原作・脚本・監督作品の最新作『地球外少年少女』を製作中。

【主な参加作品】
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』 (1989年)原画(1話、4話、5話)
『おもひでぽろぽろ』 (1991年)原画
『紅の豚』(1992年)原画
『走れメロス』 (1992年)原画
『新世紀エヴァンゲリオン』 (1995年)
脚本(13話)、設定補(13話、15話)、
原画(1話、19話、ビデオフォーマット版21話)
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air』(1997年)原画
『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995年) 銃器デザイン、原画
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 THE END OF EVANGELION』(1997年) 原画
『ラーゼフォン』(2002年)脚本(15話)、デジタルワークス、CGI、コンテ
『KILL BILL vol.1』(2003年) 原画
『花とアリス』(2015年)作画協力

オリジナルアニメ『地球外少年少女』
2022年初春公開予定
©MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会
公式サイト:chikyugai.com
公式Twitter:https://twitter.com/Chikyugai_BG

NEWVIEW AWARDS 2021概要


(英語) https://newview.design/en/awards/
(日本語)https://newview.design/awards/
(繁体字)https://newview.design/tc/awards/

募集対象

アーティストに空間表現の場を提供するVR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVR/ARコンテンツ作品が対象です。制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAW  etc.)を使用することは構いません。すでに発表済みの作品も応募可能です。

STYLY Official Site:https://styly.cc/
STYLY GALLERY:https://gallery.styly.cc/

STYLY Mobile:
Google Play | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.psychicvrlab.stylymr
App Store | https://itunes.apple.com/jp/app/id1477168256?mt=8

STYLY for Nreal:
GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.psychicvrlab.styly.Nreal

賞について

・GOLD グランプリ (1作品) 賞金 $20,000USD
・SILVER 準グランプリ (3作品) 賞金 $5,000USD
・PARCO Prize (1作品)PARCOと共同でAR作品を制作し、渋谷PARCOに展示をする権利
・SUPER DOMMUNE Prize(1作品) SUPER DOMMUNEでの番組化権
・Nreal Prize(1作品):Nrealが出展する世界各国の展示会での作品出展権、B2Bプロジェクトでの制作アーティスト選出権
・Media Ambition Tokyo Prize(1作品):次回の「Media Ambition Tokyo」に展示をする権利
・GIZMODO Prize(1作品):ギズモード・ジャパン提供のスペースでの、期間限定作品展示権利
ほか

※その他賞は決まり次第順次発表

スケジュール

・募集期間:2021年8月10日(月)12:00~ 2021年11月1日(月)12:00(日本時間正午)
・一次審査結果発表(ファイナリスト約25作品選出予定):2021年11月下旬
・最終審査結果発表・授賞式:2022年1月予定

審査員長 

宇川直宏 / 現在美術家(DOMMUNE)

1968年生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/大学教授/文筆家そして”現在美術家”など、幅広く極めて多岐にわたる活動を行う全方位的アーティスト。1980年代末にグラフィックデザイナー/映像作家として頭角を表し、2001年ニューヨークのMoMA PS1での「Buzz Club: News from Japan」、ロンドンのBarbican Art Galleryでの「JAM: Tokyo-London」に参加して以来、国内外の数多くの現代アートの展覧会で作品を発表。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づける。これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、佐渡島…と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。2019年11月22日、渋谷PARCO9階のクリエイティヴスタジオに移転。そして2020年開局10周年を経て、第二章に向けて5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図り、ファイナルメディア『DOMMUNE』の進化形態『SUPER DOMMUNE』へと進化した。

審査員 (順不同)

磯光雄 / アニメ監督

1966年、愛知県生まれ。フリーのアニメーター・演出・脚本家。1990年~1992年はスタジオジブリに在籍。『新世紀エヴァンゲリオン』、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』、『KILL BILL vol.1』ほか数多くの作品に参加。その徹底的にこだわった作画はアニメファンや業界から高い支持を受けている。2007年、自身で原作・脚本・監督を手掛けた『電脳コイル』を発表し、2007年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第7回東京アニメアワードTVアニメ部門優秀賞、第39回星雲賞メディア部門、第29回日本SF大賞、第13回アニメーション神戸個人賞ほか各賞を受賞している。現在は2022年公開予定の原作・脚本・監督作品の最新作『地球外少年少女』を製作中。

David OReilly / マルチディシプリン・アーティスト

デイヴィッド・オライリーはロサンゼルスを拠点に活動するマルチディシプリン・アーティスト。独立したアニメーターとしてキャリアをスタートさせ、『Please Say Something』や『The External World』など数々の画期的な短編映画を制作。『Adventure Time』や『South Park』などのテレビ番組の脚本を手がけ、スパイク・ジョーンズ監督のアカデミー賞受賞作「Her」では架空のビデオゲームを制作。象徴的なゲーム『Mountain』や、Alan Wattsがナレーションを担当した宇宙シミュレーションゲーム『Everything』の生みの親でもある。彼が制作したARエフェクトは、ソーシャルメディアで10億回以上の視聴を獲得している。

Zowie Broach / Royal College of Art Fashionプログラム責任者

Zowie Broachは、FASHION RCAのプログラム責任者で、6年前に着任して以来、ファッションにおけるデザインのあり方を考える上で、今日のパラダイムの変革に寄与。また、BOUDICCAというレーベルを共同で設立し、英国の独立系レーベルとして初めてCouture Parisに出展したほか、Chicago Arts InstituteやTel Aviv Museumでも展示、Invisible City collection AW04はpermanent collection of The Metropolitan in New Yorkの一部となっており、Cartierのコンサルタントも歴任。

Lu Yang / アーティスト

上海を拠点とするマルチメディア・アーティスト、ルー・ヤンは、宗教、哲学、神経科学、心理学、現代技術を学際的に融合させ、自然や宗教に由来する現実の形態や構造を暗示するような、幻想的で痛々しく、ショッキングなイメージの創作を得意とする。Lu Yangの作品は、ゲームエンジン、3Dアニメーション映画、ビデオゲーム・インスタレーション、ホログラム、モーションキャプチャー・パフォーマンス、バーチャルリアリティ、ソフトウェア・マニュピレーションなど多岐にわたっており、著名な科学者、心理学者、パフォーマー、デザイナー、実験的な作曲家、音楽プロデューサー、ロボット企業、ポップスターとのコラボレーションを行う。

imma / バーチャルヒューマン

ピンクのボブスタイルが特徴的な、アジア初のバーチャルヒューマン。年齢などパーソナルな情報は公開されておらず、その存在はまだ謎に包まれている。2018年のデビュー以来、リアルとバーチャルの境界線を超えた唯一無二の存在が世界中を騒然とさせ、これまでに世界50カ国、5000以上のメディアに取り上げられた。映画やアートに興味があり、自身の「カルチャーのアップデート」と称し、多方面のアーティストとコラボレーションを実現させている。

Amazon Fashionが展開するサービスThe Dropに、自らデザインを手がけたimma自身初となるオリジナルのコレクションを展開。2021年5月には、吉田ユニをはじめとした国内外のアーティスト13組とコラボレーションしたグループ展「imma天」を開催した(9月2日まで開催中)。さらに、2020年8月に「IKEA Harajuku」のショップウィンドウでインスタレーションをおこなった”IKEA Harajuku with imma” (Wieden+KennedyTokyo)が、〈インターネット界のアカデミー賞〉とも呼ばれるウェビー賞「Advertising, Media & PR Arguments Reality」部門を受賞し、さらに世界最高峰のクリエーティブ賞の1つである「D&AD Awards 2021」にてWood Pencil(ブロンズ相当)も受賞した。

多くの活動を経て現在Instagramのフォロワーは34万人、TikTokでは開始後すぐに20万人を超え、SNSの総フォロワー数は90万人に達するなど、アジアを代表するバーチャルヒューマンに成長。
日経エンタテイメント!「令和の新才能100人」にも選ばれたほか、2020年に社会的な取り組みが評価され、Forbes(PL)が発行する「Forbes Women」にて「Women of the Year 2020」に選出。2021年には、カンボジアを訪れ現地の女性地位向上に向けて社会問題について言及した活動が、経済産業省のクールジャパンにて奨励賞を受賞している。

Baboo LIAO 劇場演出家

Babooは、TNUAの大学院Theatrical Artsを卒業し、演出の修士号を取得。2017年に台北のNational Theater & Concert Hallでアーティスト・イン・レジデンスを経験。2018年にアジア文化評議会フェローシップ賞を受賞し、ニューヨークのレジデンスプログラムに参加。2019年にはパリのCité internationale des artsでアーティスト・イン・レジデンスにも参画。1997年に劇場演出家としてデビューして以来、約30作品を演出し、そのうち2作品でTaishin Arts Awardの年間トップ10の舞台芸術賞を受賞。また、3作品がアヴィニョン演劇祭で初演され、その後、フランスの主要都市を巡回。その他国際交流プログラムや公演に頻繁に招かれており、多作な若手演出家として、高い知名度を維持し続け、各方面から注目を集める。

Tina Sauerlaender / キュレーター・ライター

Tina Sauerlaenderは「Radiance VR」の共同設立者。「VR ART PRIZE by DKB in Cooperation with CAA Berlin」のアーティスティック・ディレクターを務める。ベルリンを拠点とするエキシビション・ハブ「peer to space」のディレクター兼ヘッド・キュレーターを務め、2010年以降、デジタルメディア、ポストインターネットアート、VRなど、デジタルやインターネットが個人の環境や社会に与える影響をテーマにした多くの展覧会のキュレーターを歴任。国際的なグループ展「THE UNFRAMED WORLD」(HeK Basel、2017年)、「Europe’s first large-scale show on virtual reality」(ArteFuse、ニューヨーク)のキュレーションを担当。また小冊子、「Kritisches Lexikon der Gegenwartskunst」にて、Alicja Kwade、Taryn Simon、Gregor Hildebrandtなどの現代アーティストに関して多数寄稿。 10都市で展開されている、アートに携わる女性のための国際ネットワーク「SALOON」の創設者でもあり、現在ベルリンを拠点に活動している。

Jakob Kudsk Steensen / アーティスト・ディレクター

Jakob Kudsk Steensenは、3Dアニメーション、サウンド、没入型インスタレーションによる環境を活用したストーリーテリングに取り組むアーティスト、ディレクターである。また生物学者、作曲家、作家とのコラボレーションにより、見過ごされてきた自然現象を詩的に解釈することを得意とし、それらのプロジェクトは広範なフィールドワークを通じて制作。主なコラボレーターとして、音楽家のARCA、Philip Glass Ensembleの作曲家兼音楽監督のMichael Riesman、鳥類学者で作家のDouglas H. Pratt博士、建築家のSir David Adjaye OBE RA、BTS、コーネル鳥類研究所、ベルリン自然史博物館など。Jakobは、2019年のヴェネツィア・ビエンナーレのFuture Generation Art Prizeのファイナリストに選出されただけでなく、2019年にSerpentine Augmented Architectureの委託を受け、Google Arts and Cultureと共同で作品『The Deep Listener』を制作。また、Cinequest Festival for Technology and Cinemaで『RE-ANIMATED』(2019年)の最優秀VRグラフィック賞、Les Rencontres ArlesのPrix du Jury(2019年)、the Webby Award – People’s Choice VR(2018年)、Games for Change Award – Most Innovative(2018年)などを受賞。

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主催:NEWVIEW PROJECT 

NEWVIEWについて
3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛け、新たな表現を社会提示する活動のほか、「NEWVIEW AWARDS」、XRを総合芸術として学ぶアートスクール「NEWVIEW SCHOOL」を展開し、次世代クリエイターの発掘・育成・交流・発信を行っています。

Web:https://newview.design/

NEWVIEW AWARDSの過去実績
NEWVIEWプロジェクト主催のファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツアワードとして初開催した「NEWVIEW AWARDS 2018」は世界7ヶ国219作品のエントリー、第2弾の「NEWVIEW AWARDS 2019」は世界8ヶ国254作品のエントリー、AR作品も募りXRアワードとしてアップデートした第3弾「NEWVIEW AWARDS 2020」は、9ヶ国から合計145作品(AR:59作品、VR:86作品)のエントリーがありました。

◉お問い合わせ: NEWVIEW AWARDS 2021 事務局(担当 原、鈴木)
info@newview.design
プレスリリースやロゴなどが入った、プレスキットは以下よりダウンロードください。
https://bit.ly/3E0m31O