シリーズ概要
本シリーズは我々STYLY取材班が様々な超常的かつ非日常的な体験をしに行き、多岐にわたる文化やサブカルチャーをお届けする体験型レポートシリーズである。
何かとストレスを感じることが多い現代社会において、野生の本能をむき出しに解放することができるサービスを紹介する。
REEAST ROOM
今回我々が取材したのは東京都豊島区東池袋に店舗を構える「REEAST ROOM 池袋店」である。
REEAST ROOM池袋店はBREAK ROOM、AXE THROWING、FREE ART ROOMの3つをメインにサービスを展開しているお店である。
BREAK ROOM
その名の通り空間に配置してあるアイテムをバールや鉄パイプなど様々な武器を使って好きなように破壊することができるサービスである。2008年ごろからアメリカで広まったこのサービスは日本ではREEAST ROOMが日本初上陸という形でオープンした。
AXE THROWING
AXE THROWINGとは、ダーツの様に的に斧を投げて得点を競い合うスポーツである。 アメリカやカナダで人気を博し、BREAK ROOMと同様にREEAST ROOMが日本初上陸という形でオープンした。現在は世界、日本で大会が開催されておりオリンピック種目に採用されることを目指し様々な活動が行われている。
FREE ART ROOM
こちらもその名の通り、設置された板やビルの壁に直接落書きをすることのできるサービスである。「やってはいけない」の代名詞でもある落書きを心行くまで楽しむことができる。
いざ体験
お店に入ると壁一面にカラフルなグラフィティが施されておりかなりサイケデリックな空間が出迎えてくれた。
今回体験するのはBREAK ROOMとAXE THROWINGの二つである。
二階に上がり受付を済ませ、始めにBREAK ROOMから体験することになった。
BREAK ROOM体験
専用の安全靴、グローブ、ヘルメット、つなぎを着て部屋に移動する。
部屋に入ると過去に破壊された残骸と、いかにも壊してくださいと言わんばかりの品物が用意されていた。
早速武器を選んで破壊開始!初期装備は鉄パイプを選択。
夜道で遭遇したらトラウマになりそうなビジュアルをしている。
ここからは詳しい説明などは必要ないだろう。
自身の野生の本能に従い全てを破壊するのみ…。
普段抑えられている暴力性をむき出しに何かを破壊する体験は脳から何かしらの汁が湧き出てくるようだ…
人型のサンドバッグも用意されているので嫌いなアイツやむかつく上司を想像しながらボコボコにするもよし。
AXE THROWING体験
Break Roomを終え少し休憩したら次はAXE THROWING体験へ。
階段を上がるとAXE THROWING会場とご対面。
人生で初めて持つ斧の質感にビビりながら早速チャレンジ。
AXE THROWINGはただ斧を投げればよい、というものではない。
斧という凶器を扱うので安全な投げ方や取り扱いには慎重にならなければいけない。
扱い方をスタッフの方に丁寧にレクチャーしていただいた。
AXE THROWINGは競技スポーツとして確立しているので公式ルールがある。
今回は一人で挑戦したため細かなルールは省略するが、基本的には的の中心に行くほど点数が高く、「キルショット」と呼ばれる的の上両端に位置する小さい黒丸が一番点数が高い。
しかしキルショットに当てる際には斧を投げる前に「キルショットを狙う」旨を宣言する必要があり、外した場合は得点が0点になるためリスキーかつ当たれば会場は大盛り上がりすること間違いない。
今回は初めてということもあり、シンプルに真ん中のブルズアイを狙ってひたすらに斧を投げることにした。
投げ始めは思った様に斧が的に刺さらなかったが、フォームを変えたり斧を離すタイミングを調整して段々と命中率が上がっていった。
斧が的に刺さる音や感覚はかなり爽快感がある。
斧を投げるのに疲れてしまったらオプションの手裏剣などを試してみてもいいだろう。
手裏剣は軽く、比較的スピードをつけて投げやすいので的にサクッと刺さる感覚が気持ちいい。
まとめ
普段は経験できない「やってはいけないこと」を自由にできる空間は、日常で感じるストレスを発散できる最適な場所であるといえる。
ソロプレイで鬱憤を晴らすもよし、友人と一緒に盛り上がりながら楽しむもよし。
特にAXE THROWINGは「斧を投げる」というシンプルな競技だが力の入れ方やフォームの調整が必要な繊細なスポーツだと感じた。体験してみたら意外にハマるという人も多いかと思うので、ぜひ実際に体験して自身の新たな可能性を感じてみるのも良いかもしれない。
REEAST ROOM
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体験する際の注意事項や予約方法などはHPで確認できます。