山梨県立美術館メタバース活用プロジェクト本格始動 STYLYを活用した現実とバーチャル両方で楽しめるアート展示を開催

山梨県立美術館では2月28日から、現実世界とバーチャル世界両方で楽しむことができる企画展示「LABONCH 01. たかくらかずき『メカリアル』」が始まりました。このバーチャル展示におけるプラットフォームにSTYLYをご活用いただいています。

山梨県では昨年より「新たな価値を生み出す山梨県立美術館ビジョンに関連する先行的・実証的な取り組み」として、山梨県出身の現代美術家・たかくらかずき氏が参加し、メタバースを作品の展示に活用する取り組みが進められていました。
今回の取り組みは、昨年11月末に行われたプレオープンを受け、山梨県立美術館でのメタバース活用が本格始動したことを示す第一歩となります。

LABONCH 01. たかくらかずき「メカリアル」について

展示概要

公式サイト:https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2023/956.html
会期:2023年2月28日(火)~2023年3月26日(日)
現地会場:ギャラリー・エコー(美術館エントランス) 、芸術の森公園   
バーチャル会場:公式サイト下部よりアクセスください 

©2023 takakurakazuki

©2023 takakurakazuki

 

 

関連イベント

①NFT道祖神巡り
会期中、館内、芸術の森公園内に展示される道祖神をモチーフにした立体作品を巡って、作品付近のQRコードにアクセスしてみよう。
一か所あたり先着1000名様に、NFT付きデジタル作品をプレゼント!
※参加無料。詳細は、会期中、館HPと展覧会場でお知らせいたします。


②座談会
「メカリアル」、シュルレアリスム、現代

「メカリアル」展の制作意図を解きほぐし、作家・作品の世界に迫ります。
●登壇者:たかくらかずき氏(美術作家)、長谷川新氏(インディペンデントキュレーター)、小坂井玲、森川もなみ(当館学芸員)
●日時:3月18日(土)13:30~15:00頃
●定員:50名程度を予定(先着順)
●場所:ワークショップ室 ※申込不要、聴講無料


③座談会
メタバース、NFTと美術館

インターネットの新しいあり方と共に語られるメタバース、NFTが美術館にもたらす可能性について、探索的なトークセッションを行います。
●登壇者:たかくらかずき氏(美術作家)、小田雄太氏(COMPOUND inc)、井倉北斗氏(Psychic VR Lab)、小坂井玲(当館学芸員)
●日時:3月19日(日)14:00~15:30頃
●定員:50名程度を予定(先着順)
●場所:講堂 ※申込不要、聴講無料


④ワークショップ
ドット絵でカミを描こう!メタバースに展示しよう!

身近な自然や事物には、カミサマが宿っている?
あなただけの「カミサマ」を描き、仮想空間に展示してみよう。
●講師:たかくらかずき氏(美術作家)、小田雄太氏(COMPOUND inc)
●日時:3月18日(土)、3月19日(日)10:00~11:30
●定員:5組10名
●対象:小学校低学年以上の子どもとその家族(※両日通して参加いただける方)
●場所:ワークショップ室 ※参加無料
ワークショップ申込
〇申込方法:お電話でお申込みください(055-228-3322)
〇申込期間:2月21日(火)午前9:00~(定員になり次第締め切り)


 

LABONCHについて

VI制作:小田雄太(COMPOUND inc.)

2020年初頭より、世界はパンデミックに見舞われ、社会の様々な活動は制限を受けました。ミュージアムも同様に、臨時休館や人数制限といったかたちで、美的体験へのアクセスを可能な限り広く提供するという使命を果たせない時間を経験しました。

企画シリーズLABONCHI(ラボンチ)は、このような状況をきっかけに、失われたものを補うだけではなく、ミュージアムだからこそできる様々な新しい可能性を模索していきたいという思いからスタートをいたしました。

第1弾のテーマとして着目したのは、昨今、新しい時代のインターネットの在り方と共に話題になるメタバースです。LABONCHI 01.たかくらかずき「メカリアル」展は、3次元の仮想空間の中に生まれつつある、現実とは異なる新たな世界が、美術館の中心的な活動である展示、そして教育普及活動に、どのような可能性をもたらすのかを探索することを目的としています。

 

同時開催 企画展示

企画編集協力:吉田山、原ちけい

メタバースとは、一体どんなものなのでしようか。昨今、メタバースとして広く認識されているバーチャルSNSだけではなく、日常に潜む「これもメタバースでは?」と呼べる事象をご紹介することをとおして、「メタバースとは何か」を考えるヒントを提示します。
本展は、美術図書室のパネル展示を入り口として、メタバース空間内で展示を行います。

 

たかくらかずきについて

1987年、山梨県市川三郷町出身
東京造形大学大学院修士課程修了。京都芸術大学非常勤講師。
現代美術としてのデジタルデータの新たな価値追及をテーマとしている。
NFTマーケットプレイスOpenSeaにおいてNFTシリーズ『BUDDHA VERSE』を展開中。
演劇集団『範宙遊泳』アートディレクター。山梨県市川三郷町ふるさと大使。

 
 
 
 

アクセス

山梨県立美術館
山梨県甲府市貢川1-4-27

※現地会場:ギャラリー・エコー(美術館エントランス) 、芸術の森公園   
※バーチャル会場:公式サイト下部よりアクセスください