日本初の水族館バーチャル移転プロジェクト 昨年9月に閉館した京急油壺マリンパークがVR空間に再オープンしました

 

株式会社Psychic VR Lab(所在地:東京都新宿区、代表取締役 山口 征浩)は、一般社団法人路上博物館(所在地:東京都文京区、館長兼代表理事:森 健人、以下 路上博物館)、京浜急行電鉄株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)の2者が主催する企画「京急油壺マリンパーク3D化計画〜みんなで残そう思い出と歴史〜(以下、本クラウドファンディング)」(2021年10月7日(木)から10月31日(日)の期間に実施)で制作したVR京急油壺マリンパークに参画し、この度VR京急油壺マリンパークがバーチャル空間上にリニューアルオープンしたことをお知らせいたします。

 

京急油壺マリンパークは、2021年9月30日(木)に53年の営業を終了した神奈川県三浦市の水族館です。VR京急油壺マリンパークは3種類のバーチャル空間上に構築された施設で構成されています。2つの施設は京急油壺マリンパークにある施設を三次元計測等の技術で再現したものです。もう1つの施設は建設中の様子の写真やクラウドファンディングの支援者の写真やメッセージなどが展示された資料館です。

水族館のバーチャル空間移転プロジェクトは日本初の取り組みです。また、本プロジェクトは建物のバーチャル移転に加え、来園したことのある人々の想い出や建設前の設立趣意書などの貴重な資料も含めてデジタルアーカイブしている点が特徴的です。

VR京急油壺マリンパークは2022年8月25日(木)からインターネット上に無料で公開され、いつでも誰でも自由に来場することができます。

 

■VR京急油壺マリンパーク(※イメージ)

 

概要

(1)施設名称
VR京急油壺マリンパーク

(2)オープン日
2022年8月25日(木) 9:00〜

(3)入口
下記のURLよりご来場ください(入場無料 ※インターネット通信費が発生します)
https://rojohaku.com/vraburatsubo/

(4)対応デバイス
パソコン、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ

(5)主催など
主 催:一般社団法人路上博物館、京浜急行電鉄株式会社
協 力:noria901氏、平野氏、井上氏、クモノスコーポレーション株式会社、UDS株式会社
協 賛:株式会社Psychic VR Lab

 

VR京急油壺マリンパークについて

 VR京急油壺マリンパークは神奈川県三浦市にあった水族館「京急油壺マリンパーク」をバーチャル空間に移転したバーチャル空間上の水族館です。VR京急油壺マリンパークは3つの空間で構成されています。

(1)VR水族館「魚の国」

当時東洋一の水族館として開園した水族館の中を再現した空間です。展示されていた水槽の再現や、世界的にも珍しい巨大サメ「メガマウス」の剥製標本の3Dモデルが展示されています。

(2)VR屋内大海洋劇場ファンタジアム

イルカやアシカのショーをしていた劇場をバーチャル化しました。劇場では、京急油壺マリンパークの最終日の公演の動画を見ることができます。

 

(3)想い出館

京急油壺マリンパークの建設当時の貴重なアルバム資料や過去のパンフレットなどのアートワーク、クラウドファンディング支援者の写真、メッセージが展示されている空間です。本クラウドファンディングに伴い新たにデザインされた空間で、京急油壺マリンパークの積み重ねてきた歴史や想い出を追体験することができます。

入場方法


下記のURLへアクセスすることでVR京急油壺マリンパークの入口ウェブページが開きます。
URL:https://rojohaku.com/vraburatsubo/
操作解説動画はこちら:https://youtu.be/DDQZI1YbHXM

 

企画背景

 VR京急油壺マリンパークは日本初の水族館のバーチャル移転プロジェクトです。このプロジェクトの目的は、53年の歴史ある建物とその展示、これまで来場した人々の想い出、施設のこれまでの歴史をデジタル空間に再構築して保存(デジタルアーカイブ)することです。

京急油壺マリンパークは1968年(昭和43年)に、当時「さかな博士」と多くの人々から慕われていた魚類学の権威である末廣恭雄氏(初代館長)の構想の下、東洋一の水族館として開館しました。当時としては最先端の「魚類の持つ意外な能力や感覚に関する研究成果を展示する水族館」という教育普及をコンセプトに取り入れた新しい形の水族館の原点とも言える施設です。

本企画は、2021年夏頃に京急油壺マリンパークが閉館するニュースを主催である一般社団法人路上博物館が知り、上記の目的を掲げたデジタルアーカイブプロジェクトとして京急油壺マリンパークに企画を提案したことをきっかけに始まりました。

インターネット上でVR京急油壺マリンパークが公開されることによって、これまで水族館が遠くてアクセスが難しかった地域の子供達がバーチャル遠足で利用したり、介護が必要な方や身体に障碍のある方などの移動が困難な人が気軽に訪れたりすることができるようになります。

 

協力各社コメント

■Psychic VR Lab

空間を残す、その言葉に留まらない「ヴァーチャル」がしっかり詰まっています。水族館をデジタルアーカイブすることを考えた場合、建物の構造や生き物に意識が行きがちですが、壁の傷や床の汚れなど、時間だけが積み重ねられる、重みや想いが、随所に感じられる作りになっています。STYLYは、AR/VR表現を用いて空間に自分の想いを具現化し、みんなに届けるプラットフォームですが、使いこなすことで、みんなの想いもカタチにできるんだということを、改めて認識できました。
(株式会社Psychic VR Lab 執行役員 兼 STYLYプロダクションマネージャー 野村烈)

 

■クモノスコーポレーション

本件を応援していただいた皆様の思い出が残り、長い歴史のある「京急油壺マリンパーク」のデジタルツイン空間を制作させていただけたこと、非常に有難く思います。
竣工当時としては珍しい構造をしている建築物であり、何より皆様の思い出が多く残っているからこそデジタルツインする価値があると考えておりました。
高精度かつ短時間で3Dデータを取得できる3Dレーザースキャナを活用し、閉館までの限られた時間のなかでデジタルツイン空間を制作することができました。
世界各地の歴史・思い出・芸術性のある建築物が失われる前に、本件のようにデジタルツイン・3Dデジタルアーカイブができたらと思うばかりです。

 

※お客さまのお問合せ先
一般社団法人路上博物館 
TEL:090-7923-5874 メール:info@rojohaku.com
【営業日平日10時〜17時】

 

Psychic VR Labの取り組み

XR(VR:仮想現実, AR:拡張現実, MR:複合現実の総称)時代におけるクリエイティブプラットフォームとして、ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツの配信を行うことができるクラウドサービス『STYLY』を展開。

すべてのアーティストがXR空間を作ることができる世界を作ることをミッションにアート、ファッションからライフスタイルに関わるインターフェイスのXR化を推進しています。

WEBブラウザ、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ等多岐に渡るデバイスから無料でのアクセスが可能な『STYLY』の提供により、多くの人々が気軽にXRを体験し、表現と知覚の可能性を広げる取り組みを進めています。

 

■ STYLYについて

STYLYは、アーティストに空間表現の場を提供するリアルメタバースプラットフォームです。

STYLYを活用することで、Webブラウザのみで、VR/AR/MRコンテンツを手軽に制作できるだけでなく、VR HMDやWebブラウザ、スマートフォン、ARグラスなど多彩なデバイスに配信することが可能です。

また、MacやWindowsに対応。VR対応型PC以外の普及型パソコンでも稼働します。また、MAYA, Blenderなどの3Dソフトはもちろん、YouTube、SoundCloudといったサービスと連携しているので、複雑な操作なしに各種素材を取り込み、空間制作に活用することができます。

2022年には都市空間にAR/MRコンテンツを配信できる追加機能も実装予定。今後は世界中のアーティスト・クリエイターが都市スケールのAR/MRコンテンツを作成・配信できる環境を提供していきます。

STYLY Official Site:https://styly.cc/
STYLY GALLERY:https://gallery.styly.cc/

VIVEPORT:https://www.viveport.com/c6682fba-9f3c-4519-abd9-4d799665a372

STYLY Mobile:
Google Play | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.psychicvrlab.stylymr
App Store | https://itunes.apple.com/jp/app/id1477168256?mt=8

STYLY for Nreal:
GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.psychicvrlab.styly.Nreal

 

■ 株式会社Psychic VR Lab について

・本社所在地 :東京都新宿区新宿1丁目34−2  MORIAURA 2F

・代表者 :代表取締役 山口征浩

XR(VR:仮想現実, AR:拡張現実, MR:複合現実の総称)時代におけるクリエイティブプラットフォームとして、ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツの配信を行うことができるクラウドサービス『STYLY』を展開。すべてのアーティストがXR空間を作ることができる世界を作ることをミッションにアート、ファッションからライフスタイルに関わるインターフェイスのXR化を推進しています。

2021年2月に9億円の資金調達を実施。累計資金調達額は19億円に達しました。

STYLYを活用した新規事業の立ち上げや、XRコンテンツ制作に関するお問い合わせは下記よりご連絡ください。

HP:https://psychic-vr-lab.com/