NEWVIEW AWARDS 2019受賞作品 Wyatt Roy『Piece of String』、テクノロジーカルチャーの祭典「Media Ambition Tokyo」に出展

株式会社Psychic VR Lab(東京都新宿区)、株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)、株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)による共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、VRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2019」の受賞作であるWyatt Roy『Piece of String』が、テクノロジーカルチャーの祭典「Media Ambition Tokyo」に出展し、盛況のうちに会期を終えたことをお知らせします。

Wyatt Roy『Piece of String』は、「NEWVIEW AWARDS 2019」にて「SILVER Prize」「Media Ambition Tokyo Prize」のダブル受賞を飾ったVR作品です。今回は「Media Ambition Tokyo Prize」の特典としての出展となります。

NEWVIEWは、2020年もプロジェクトを継続し、3次元空間での表現を牽引し得る次世代アーティストの発掘と育成、次なるステップへと進む支援を行っていきます。

 

NEWVIEW AWARDS 2019 
Silver Prize / Media Ambition Tokyo Prize
作品名:Piece of String
作者:Wyatt Roy(クリエイティブ・ディレクター |United States)


Wyatt Roy
Wyattは、没入型ストーリーを作成および共有するための新しい方法を研究する作家、写真家、映画製作者、仮想現実アーティストです。彼のVRの物語は、ニュアンスのある人間のキャラクター、私たちが住んでいる空間、そして記憶に埋め込まれた感情を捉えて伝えることに焦点を当てています。彼は映画と写真のクリエイティブ集団であるMakuの共同設立者であり、スタンフォード大学で心理学の学士号を取得しています。

 

 

 

 

 

 

Prizeオーナーコメント:
「作品は、無機質な空間ではなく、作者の自邸を模した日常の一コマから始まるため、空間の中に自然に入りこむことが出来る。空間構成とストーリー進行のルールはとてもシンプルで明確だが、空間の抑揚 、ドラスティックな場面転換によって、連続的に驚きを与える作品になっている。VRが現実と切り離された仮想空間でありながら日常の延長のように感じさせるこの世界は、人間の創造的な表現を拡張しているように感じられた。」杉山央(Media Ambition Tokyo )

審査員コメント:
「私は、この作品をとても気に入りました。私自身もトロントのスタジオで同様のフォトグラメトリーを使って自分をスキャンした経験がありますが、この作品は非常にユニークな見せ方をしていた点が印象的でした。私はスケールを使用して空間を探索するのが大好きだったので、単一のアセットを使ってより大きな作品を作るこの作品の見せ方は非常に賢い方法だと思いました。このコンセプトでキャラクターを使ってゲームを作った暁にはさらに世界が広がり、よりクールな作品になると多くのポテンシャルを感じました。SILVER受賞、おめでとうございます。」Nick DenBoer(映像作家)

「ごくありふれた部屋が、コードを辿るという何気ない行為の結果、空間的な位置関係やスケール、部屋という環境の存在そのもの、ひいては自己の存在そのものまでをもあらためて問い直すような領域に独特の私的で詩的な空間でいつのまにか導いていくという点で、アーティスティックな可能性として特に優れていると感じました。現実感が虚構性を演出し、虚構性が現実の意味を再構成して問い直す、そうした意味の抽出と編集という行為に、VRというメディアは向いているのだなと改めて感じさせてくれた作品です。」豊田啓介(建築家・noiz )

 

NEWVIEW AWARDS 2019

(英語) https://newview.design/awards/2019/en
(日本語)https://newview.design/awards/2019/jp

NEWVIEW AWARDS 2019について

NEWVIEW AWARDS 2019は、ファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツを募るグルーバルアワードの第2弾です。2019年7月1日から9月30日までの期間、世界中から作品を公募をし8ヶ国から合計145作品の応募がありました。

本アワードは、すべてのクリエイターが3次元の空間表現(VR)を手にする近未来に先駆け、新たな表現やカルチャー/ライフスタイルを追求し、「超体験のデザイン」を牽引する次世代クリエイターを発掘することを目的としています。

賞について

・ゴールド / Gold Prize (1作品) 賞金 20,000USD
・シルバー / Silver Prize (3作品) 賞金 5,000USD
・PARCO Prize (1作品):PARCOとタイアップした3D作品を制作し、渋谷PARCOに展示する権利
・KMNZ Prize(1作品) コラボ作家デビューができる権利
・HIDEKI MATSUTAKE Prize(1作品)松武秀樹氏とVRコンテンツを共同創作できる権利
・Media Ambition Tokyo Prize(1作品)Media Ambition Tokyoに作品出展できる権利

審査員

夢眠ねむ(ゆめみねむ):夢眠書店店主・キャラクタープロデューサー/ Keiichi Matsuda:デザイナー・映像作家/  Nick DenBoer:映像作家/ Lu Yang:アーティスト/ Keng-Ming Liu:Bito創業者兼クリエイティブディレクター/倉本美津留:放送作家/大月壮:映像作家・映像ディレクター/豊田啓介:建築家(noiz )/谷口暁彦:アーティスト

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主催 NEWVIEW PROJECT

NEWVIEWについて
3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。ファッション、音楽、映像、グラフィック、イラストレーションなど、都市空間におけるカルチャーを体現するクリエイターとともに、リアルと空想を越境する次世代のカルチャー/ライフスタイル体験をデザインする実験を仕掛けていきます。国内外でのレクチャーやミートアップを通じて次世代のVRクリエイターの発掘・育成・交流を展開をしています。Web:https://newview.design/

Media Ambition Tokyoについて

今年で8回⽬を迎えるMedia Ambition Tokyo [MAT]は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースです。渋⾕、六本⽊、上野を中⼼に、恵⽐寿、飯⽥橋、台場、御茶ノ⽔など、都内各所を舞台に最先端のアートや映像、⾳楽、パフォーマンス、トークショー等が集結。国内外のさまざまな分野のイノベーターや企業、イベントが参画することで、多彩なプログラムが都市のあちこちに有機的に増殖し、拡⼤し、つながり、MATはこれらを包括する活動体として成⻑をつづけています。2020年、そしてその先の未来を⾒据えて移動や通信、情報を含んだ都市システムのありかたが⼤きく変化している今、都市の未来を創造するテクノロジーの可能性を東京から世界へ提⽰し、ジャンルやカテゴリーの枠を超えたボーダーのない⾃由な実証実験により、未来を変⾰するムーブメントを実体化するようなテクノロジーアートの祭典を⽬指します。

◉お問い合わせ: NEWVIEW AWARDS 2019 事務局(担当 渡邊)
info@newview.design