この記事では、VRoid Studioを使用してキャラクターメイクしていく上で役に立つ基礎知識を紹介します。今回は技術面ではなく知識的な部分に触れていきます(顔パーツ編)
VRoid Studioとは?
VRoid Studioは、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを作成できるWindows・Mac用アプリケーションです。どなたでも無償で利用できます。作成した3Dモデルは、VR/ARコンテンツ内でアバターとして利用するなど、商用・非商用を問わず、さまざまな用途に活用できます。
■VRoid Studio 公式ページ:https://vroid.pixiv.help/hc/ja/categories/360000053442-VRoid-Studio
顔・身体パーツバランスについて
ビジュアルの年齢設定(身体)
VRoid Studioでは顔のパーツはもちろん、身体パーツの細部までパラメーターを動かすだけで自由に調節できるようになっています。
大まかな目安になる「ビジュアルの年齢」をイメージしておくと顔/体パーツバランスをそれに寄せていける(イメージしやすくなる)のではじめに考えておきましょう。
テクスチャでの演出ももちろん必要ですが、子ども~大人まで表現可能です!
ビジュアルの年齢設定(顔)
上で決めていただいた年齢設定に合わせ、さっそく顔パーツの位置を決めていきます。
ざっくり簡単に説明をしてしまうと、鼻パーツの点を中心として考えて
■目と口が近い=幼い印象
■目と口が離れている=大人っぽい印象
を演出できます。
VRoid Studioではデフォルトキャラのパーツの重心がすべて中心になった状態なのでそれを利用します。
まず、鼻パーツは動かさずに最初に目と口でバランスを調節してあげると重心を設定しやすいかもしれません。
実際にどれくらい印象が変わるのか実際にVRoidモデルのパーツを動かしながら見ていきましょう!
さらに輪郭の丸みを加えれば幼い印象に、逆に顎などを出してあげるとさらに大人っぽい印象を演出できます。
後からでもこのバランスは好きなだけ調整可能なので、テクスチャを描きつつバランスを整えていくと良いかと思います◎
肌の色の印象(イエローベース・ブルーベース)
次に、テクスチャ作成の前にすこしだけ肌についてのお話しをします。
人体で肌が占める割合は大きいので印象も変わりやすいです。
人間の肌には大きくわけて、
■イエローベース
■ブルーベース
の肌があるといわれています。(お化粧をされる方はご存じの方もいらっしゃると思います〇)
簡単に説明すると、肌がイエローベースは暖色・ブルーベースは寒色を感じられる の2つどちらかに分けられます。
このようにしてみてみると少しの差に思えますが、全身となると印象がかなり変わってくる大切なポイントだと思います!
現実世界ですとメイクやファッションでも自分が2つのどちらに近いか気にしながら自分に合うものを選んでいる人も多いです。細かく話すと瞳の色まで関わってくるのですが、ひとまずこのベースをイメージしてもらうだけでもキャラメイクに生かしていただけるかと思います✨自分のキャラを見せたいほうの色に寄せてみましょう。
その他の肌の情報(そばかす、ほくろ等)
「キャラを立たせる」ポイントとして、例えばメガネっ子だったり、大きなリボンが頭についていたり、ツノが生えていたり…そんな要素も勿論大切なのですが、顔の素材の印象で与えるイメージも大きいので是非ここにも注目してみてください。
VRoid Studioでは3D画面に直接描き込める神機能が備わっていますのでどんどん描いたり消して遊んでみましょう!本当に素敵な機能…ありがとうございます…!
・ほくろ ・そばかす ・隈(くま) ・チーク、リップ(お化粧)
などなど。肌の情報だけでも「顔」が与える印象は大きいです。
キャラクターの物語を演出することが可能ですのでいろんな素材を組み合わせて是非遊んでみてください◎✨
■今回上記で作成した肌「そばかす・隈・お化粧」テクスチャパック配布中!▶ https://kikiyu.booth.pm/items/1548184
(乗算・通常モードでのせるのがおすすめです!)
ここまで読んでいただきありがとうございました!✨