NEWVIEW FEST 2021

2022.01.21(Fri.)~01.31(Sun.)
@SHIBUYA PARCO & VIRTUAL VENUE

XR作品体験、ライブ、トーク、ポップアップetc.XRカルチャーの最前線を発信
3次元空間での表現と体験のデザインを開拓するNEWVIEW初の複合型イベント

これからのスーパーマーケットの購買体験を考えるSTYLYを活用したMarket OSプロジェクト

近い将来、物を買うという行為はどの様に変化するのでしょうか?

以前から小売業では人材不足の問題や、過疎地域などの買い物難民の問題が課題として挙がっており、新型コロナウィルスの影響でより深刻化してきています。そういった社会課題に呼応するように、3Dプリンタで食事を作るやドローンが自宅まで商品を配送してくれるなど、様々なアイデアや実証実験が行われています。

XRの分野でも様々な課題解決の方法が模索されていますが、ARを活用することでどの様なリアル店舗での購買体験の向上が考えられるのか、VR空間内で購買体験を提供するとしたらどの様なUIが考えられるのか、そしてそれらは顧客体験の中でどの様な変化をもたらすのか。

このような内容に対して、今回我々はパナソニック株式会社 ビジネスソリューション本部、および、コネクティッドソリューションズ社イノベーションセンターの皆さまと一緒に、XRを活用した5〜10年後のスーパーマーケットでの購買体験について考えるワークショップを実施し、導き出されたアイデアの一部を動画にまとめましたので、プロセスも含めてご紹介したいと思います。

プロセス

1、デスクトップリサーチ

まず、最初にデスクトップリサーチを行いました。時間軸を5〜10年後としたため、デスクトップリサーチの対象は、スーパーマーケットだけでなく、様々なテクノロジーの変化や社会の変化など幅広く目を向け、10程度の事例を参考事例としてピックアップしました。

2、ワークショップ

ワークショップ参加者自身がユーザーの視点に立ち、買い物前、買い物中、買い物後に分けて考えることと、行っていることをそれぞれ書き出しました。

書き出した内容を使いながらValue Proposition Canvasに当てはめてGain(嬉しいこと)とPain(嫌なこと)を整理し、GainとPainに寄り添える方法のアイデア出しを行いました。

3、UI制作

ワークショップから得られた示唆としては、ヘッドマウントディスプレイの普及や在庫情報などシステムとの連携、あるいは消費者によってリテラシーが異なることを考えると、リアル店舗とARとVRが分断されるのではなく、消費者の用途や機会に対応する形でスマートフォンも含めてマルチデバイスでシームレスにサービスをデザインする必要があるのでは、ということでした。

また、ワークショップの結果、ARやVRのUI制作に活かされたアイデアとしては、冷蔵庫と連携することにより、冷蔵庫内に保管されている物や使用量を可視化することが出来ることや、作りたい料理に対して冷蔵庫内の材料を照合し不足している食材を提案してくれるなどがありました。

4、動画制作

ワークショップから導き出した購買体験をストーリーにし、制作したUIと合わせて動画の撮影を行いました。
ストーリーは、友人同士がホームパーティーをする際に、男性がVRショップでワインを購入し、女性がリアルショップでARのガイドを参考にしながら食材を購入するというという内容です。

撮影では、いなげや様にご協力いただき実際の店舗での撮影を行いました。入店時やサーモン売り場の映像は合成ではなく実際にSTYLYで見ている画面です。

 

パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社イノベーションセンター大坪様よりコメント

弊社は、お客様の多様な現場に寄り添い、社会の課題を解決する、現場プロセスイノベーションの実現を推進しています。今回、未来からのバックキャストで流通業様の現場課題を抽出するため、Psychic VR Lab 様にご協力いただきました。当初は VR 機器を前提とした将来像を想定していましたが、Psychic VR Lab 様にファシリテートしていただいたおかげで、VR 機器だけではなく、スマートフォンや AR 機器も組み合わせて利用され、クラウドでサービスがシームレスに繋がる、実際に起こり得そうな未来のユースケースを導出できました。

今回得られた知見を糧に、先進的なソリューション実現に努めてまいります。

パナソニック株式会社ビジネスソリューション本部久保様よりコメント

Psychic VR Lab様の素晴らしいメンバーの皆さんからは、当社内だけでは触れることのできなかったアイデアやソリューションなど、大きな刺激をいただきました。

また、この取組みを通じ、新しいVR・ARにおける次世代のUIをイメージすることもできました。
今回の経験をもとに、XR空間における先進的な体験価値の創出に取組んでまいります。

最後に

今回パナソニック株式会社 ビジネスソリューション本部、および、コネクティッドソリューションズ社イノベーションセンターの皆さまと一緒に考えたり、動画にした内容は、そのままパッケージ化するということではなく、あくまで一つのアイデアだと考えています。今回のアウトプットも踏まえて、XRを活用した購買体験とは何なのかや、どういった可能性があり得るのかなど、引き続き実験していきますので、一緒に考えたいという企業の担当者の方はお気軽にお問い合わせください。

プロジェクトメンバー

プロデューサー/浅見和彦(Psychic VR Lab)
クリエイティブディレクター/God Scorpion(Psychic VR Lab)
ディレクター/松岡湧紀(Psychic VR Lab)
プロジェクトメンバー/大坪紹二(Panasonic)
プロジェクトメンバー/堀ノ内貴志(Panasonic)
プロジェクトメンバー/加藤邦弘(Panasonic)
プロジェクトメンバー/久保卓也(Panasonic)
撮影監督/宮尾昇陽(ZONVOX)
制作/関口優介(GROUNDRIDDIM)
楽曲制作/RayK.(CitrusBlueRecords /SonyMusicPublishing(Japan),Inc.)
ヘアメイク/日野 千秋
アシスタントヘアメイク/小篠 響子
スタイリング/Nukeme
キャスト/zaqi
キャスト/佐藤栄祐
キャスト/河﨑純真
キャスト/R
撮影協力/株式会社いなげや