NEWVIEW SCHOOL第1回講義レポート「知覚とデザイン」

NEWVIEW SCHOOL第1回目の講義は、基礎講座「知覚とデザイン」からスタート。講師は、人間の知覚能力に基づく新しい表現の研究・開発を続ける、菅俊一さんです。

VRの表現フィールドは、無限に広がる三次元空間であり、そこで起きる体験は、ユーザーの行動に委ねられるという特徴があります。そのため、重要になるのが、人間の知覚のメカニズムへの理解です。

人間は感覚器を通じてどのよう世界を捉えるのか? 知覚のメカニズムを理解・応用した表現とは? 菅さんは、“人間の知覚と脳のクセ”をいくつかの法則と事例を交えながら解き明かしていきます。

わたしたちは世界をそのままに見ていない

前半は、見ている情報と、頭でイメージする情報のクセやズレといった人間が無意識でおこなってしまう知覚のギャップについて。

菅さんは、「わたしたちは世界をそのままに見ていない」と、「プレグナンツの法則」「主観的輪郭」「アモーダル補完」といった法則の妙を、教えてくださいました。

コグニティブデザイン≒認知のデザイン

後半は、知覚を応した表現である「コグニティブデザイン」(直訳すると認知のデザイン)について、ご自身の研究事例をもとに紹介くださいました。

コグニティブデザインとは、人間の知覚能力を使いながら、動機の生成・視線誘導・身体誘導を軸に、「導線としての制約」を設計するデザインであると、菅さんは言います。

事前に制約を定めて人間の身体と行動を誘導するという、この考え方は、VRの作品づくりに大いに参考になるものでした。

無意識の領域をデザインする

最後に、菅さんは、受講生のVR作品づくりのインスピレーションとして、知覚を応用した無意識の領域をデザインすることと締めくくりました。

これには受講生一同、感銘を受けた様子でした。

テクニカル講座は、Unityの基礎

テクニカル講座の第1回目は、「Unityの基礎」。ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン黒河 優介さんが、VR作品での表現を豊かにするための「Unity」について、概要をわかりやすくレクチャーくださいました。

NEWVIEW SCHOOLはスタートを切ったばかり。今後基礎講座では、VRで作品表現するための本質的な学びを深めていきます!

Photo:Takuya Ishikawa(NEWVIEW SCHOOL学生インターンシップ)
Text:Ryosuke Hara(NEWVIEW SCHOOL事務局)

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