STYLY ParticleLive Awards 2019 -Winners Announcement-

WINNERS
ANNOUNCEMENT

Congratulations to the winners of
STYLY ParticleLive Awards 2019

 

GOLD PRIZE

メニーサイズ

nica2c / Japan


空間演出にはこういった方法もあるのかと気付かされました。
しかしその手法のみではなく、まず楽曲がありその表現として出来上がっている世界であると感じました。
ひとつの作品として素晴らしい体験をさせていただきました。

john=hive

VRならではを視点を動かせることに求めた凄く意欲的な作品に感じました。
従来の二次元の画面ではなし得なかったMVの中に入るだけではなく、歌の展開に合わせて場所を視点を移動していくというのが歌の鑑賞から体験へと昇華されているのが素晴らしかったです!
試しにずっと固定の二次元の画面でも見てみましたが、色々気になる部分が未消化で終わるのでストレスが溜まりました!

Tnohito

新鮮な面白さを感じた作品。
冒頭からストーリーを感じさせる「日常空間から始まるパーティクルライブ」感にわくわくしました。
アンニュイ感のある曲に合わせてゆっくりと部屋が変化していく様が非常に面白かったです。
空間内のいろいろな場所へ能動的に移動してみたいと思わせる演出にとても可能性を感じました。

VoxelKei

衝撃を受けました。
普段の自分のVR制作物では、360度という全天球の画面の中で、見せる領域と、360度の空間を活かした見えるものを切り分けて考えているのですが、この作品はその境界をとてもいい意味で失くし、どこを見ても何度見ても楽しめるVRならではの音楽作品に仕上がっているように感じました。
初期位置からでは絶対に見えないところにまで何かが存在していて、見ていてとてもワクワクします。

なみた

やられた、という言葉が最初に出た。
生活音を織り込んだエレクトロニカに対して、部屋という具象的な空間とテレビや扉といったオブジェクトを制御して音ハメを行っていく作品……に見えるが、それだけではない。
「私たちは視覚の9割が変化していても、変化するという予想ができなければそれを認識することができない」ということに、すぐに気付かされるだろう。
空間を計算機制御できる視覚VRの特徴を用いて、人間の認知モデルをハックする、強烈で先鋭的な作品。
更に素晴らしいのは、この作品が、「STYLYならではのコンテンツ」を目指しこそすれ、上記のような6DoF360度映像というメディアの盲点を突くことは目的としておらず、クリエイターとして表現したい歌詞の世界を追求した結果自然発生したテクニックだと思われることだ。
この作品は本アワード審査基準である「作品に込められた意図や楽曲にあったVR空間ならではの新しい表現。既成概念にとらわれないまだ誰も見たことのない新しいパーティクルライブ。」を完璧に体現している。

ぴぼ

SILVER PRIZE

使い古した言葉や歌を

tarothethird / Japan


曲中のテンション感に対して、空間全体の色使いやパーティクルの重ね方がとてもマッチしていました。
また、音と歌詞の内容それぞれの合わせ方やバランスも、楽曲への愛が感じられる素晴らしい作品でした。

john=hive

元の歌の持つ力強さを素直に活かした構成と展開で、中央で歌い踊るモデルの動きの良さが合わさって安心してLIVEを楽しめました。
演出そのものも華やかでスピード感もあり拡がりも感じられる素敵なモノでした!

Tnohito

可愛くて楽しい作品。とても原作愛を感じます。
作者ご自身の動きをキャプチャしたというのがいいですね。
パーティクル表現も綺麗で、演出にメリハリがあっていいと思いました。

VoxelKei

パーティクルや色使いも含めた場面ごとの演出が持つ感情が、曲のメッセージや感情とマッチしていて、本当にこの曲が好きなんだなという風に思えました。
そして自分が制作をするときに大切にしたいと思っている「曲を表現すること」が意識されていて、曲のためのライブとして、とても素晴らしいと感じました。

なみた

抽象的な空間に抽象的な演出を重ねていくのは従来のこれまでのパーティクルライブらしいが、曲調に合ったポップな世界観が新鮮だった。
音ハメが丁寧で、曲展開に合わせたダイナミックな演出に非常に愛を感じた。
ライブを想定して歌っているHumanoidを配置したのも、作品を見るシチュエーションを想起させる効果があり重要だと感じる。

ぴぼ

 

SILVER PRIZE

VIRTUAL ENSEMBLE

Penta Music / Japan


音が重なるごとにパーティクルも重なっていき、目と耳の刺激が同時に増していく感覚が良かったです。
音の雰囲気と奏者、パーティクルの色や動きのまとまりが心地良い作品でした。

john=hive

曲の展開に合わせて増えていくモデル、そのモデルが持つ楽器の表現、次にどこに何が現れるのかワクワクする感じが楽しかったです。
動きはコミカルなのですが音に合わせた動きと表現、そこにカラフルなエフェクトが掛かっているのが短いながらも強い印象を残しました。

Tnohito

とても美しい作品。楽曲と共に暗闇の中浮かび上がって行くわくわく感を感じました。
パーティクル表現も非常に綺麗で、全体の距離感もバランスがいいと思いました。もっと見たくなりました。

VoxelKei

コンセプトが素晴らしく、音に合わせて奏者とパーティクルが増えて、音も画面も華やかに賑やかになっていく、幻想的で楽しくなる作品でした。

なみた

各楽器の奏者が少しずつ増えていきスポットが当たるオーケストラ的な演出は、普段無意識下にある一つ一つの音の因果を浮き彫りにする。
その上で、テーマに沿った意思を含む抽象的なパーティクルがそれを装飾していく。
短時間で伝えたいものをしっかりと表現しきっており、満たされた気持ちになれた。

ぴぼ

 

STYLY PRIZE

world.execute(me);

Reimhak / Japan


まさに映像の世界に入ったという感覚が強く感じられる作品でした。
映像の世界を立体にするのではなく、私達がそちら側に引き込まれたような強い没入感を得ました。
高い技術力とそのアプローチが良かったです。

john=hive

全体を通してシンプルなマークと文字による演出なのですが、時折挟まれる空間を感じる立体的な演出が効果的に使われていました。
歌詞を歌詞として表現せずに文字列の様に表されているのが歌と同調していることに気付くとドキッとする良さがありました!

Tnohito

スタイリッシュな作品。奥行きのあるモーショングラフィックスという感じで映像としてとてもかっこいいです。
冒頭にノートPCのある3Dなシーンから始まりますが、それを上手く全体に活かすともっと良くなる気がしました。

VoxelKei

初めPC画面の中で再生されているMVを見ていたはずが、いつの間にか画面に飲み込まれたかのように空間全体で展開されていて、その中にいるという感覚で楽しむことが出来ました。
文字メインのカッコイイ演出もそうですが、VRで見るために用意された自作のスクリーンシェーダーなどがふんだんに使われていて、とてもリッチな仕上がりになっていて素晴らしかったです。

なみた

視界ジャックやグリッチのエフェクトが楽曲の世界観に合っていた。空間全体をモーショングラフィックスのスクリーンとして扱うスタイルで、技術力の高さが随所に垣間見えた。
またストーリー性を感じられる構成になっており、観ているものを飽きさせない魅力があった。

ぴぼ

Finalist Work

WAVE

jav6868 / Japan


現実では体験できないスケール感と、各所の丁寧な作りを感じられました。
また軽量化という点でもよく考えられており、
色々な場所でたくさんの人に体験してもらうのに適した非常に良い空間演出でした。

john=hive

演出そのものはシンプルでいながら展開が大きくスケールを感じさせるのが上手いです。
これぞパーティクルライブと言う感じで歌詞の切り替えと曲と同調した展開と合わさって何度でも楽しめる良さがあります。

Tnohito

完成度が非常に高い作品。
全体を通してとてもスタイリッシュかつ軽量な構造で、広大な空間を感じながらダイナミックに動きつつも酔いを感じにくい動かし方になっていてとても研究されている点が素晴らしいと思いました。
遠景が多めなので360度映像としてもある程度魅力が伝わると思われ、かつ手の届きそうな近距離の演出も効果的に入っていて、そのバランスもまた絶妙です。

VoxelKei

まさに THE パーティクルライブ といった感じで圧倒されました。
散りばめられたパーティクルに包み込まれながら、カッコいいエフェクトを次から次へと見せつけられて、楽しんでいたらいつの間にか終わってしまっていました。
本当に細部まで拘っていて、何度でも見れるいい作品だなと思いました。

なみた

まさにTHE パーティクルライブ。
オプティカルフローを二方向以上組み合わせることで酔いにくくする、文字にはアウトラインをつけて可読性を向上させるなど、先駆者として駆け抜けてきたからこその工夫が散りばめられている。一つの完成系。

ぴぼ

Finalist Work

Zepping Maguro (Exquisite tuna)

segur / Japan


抜群に印象に残りました。ビチビチと跳ねるマグロと力強い「大漁」の文字が良いですね。
今後はこういったVR空間でのCMのようなものが増えていくのかもしれないと感じられました。

john=hive

「ズルいw」「ヤラレたw」という見事な着眼点でした!短い時間に見せたい要素を凝縮しているので出来のいいCMを見ている感じでした。

Tnohito

とても楽しい作品。コミカルでパワフルなコンセプトが短時間にまとまってると思いました。
シンプルながらもオブジェクトの動きも気持ち良い。アニメやイラストの世界に入ったみたい。
びちびちするマグロがいい感じです。

VoxelKei

違う意味で衝撃を受けました。こんなにもマグロへの愛に溢れたVR作品はいままで見たことがありません。
それを抜きにしても海でマグロが跳ねている躍動感や、勢いがとても素晴らしい、楽しい作品でした。

なみた

マグロ漁というモチーフながらリアルを志向しないデフォルメされた表現が新鮮な作品。
全体的なオブジェクトのタッチの統率が取れており、表現に集中できた。

ぴぼ

Finalist Work

Awake

Mu_Alexius000 / Japan


速いBPMと巨大な骸骨、揺さぶられる視界と強烈なキック、まさにハードコア。
楽曲のビルドアップとシンクロしたアニメーションで期待感が高まり、そしてドロップで暴れだすエフェクトにカタルシスを感じました。

john=hive

シンプルな表現に始まりながら徐々にパリピ砲としての演出を加えていく感じが新しく感じられました。
ついつい過激な方向に行きがちのパリピ砲を抑えて普通に楽しめるものに落とし込んでいるのが素晴らしかったです。

Tnohito

熱い作品。強力なモチーフでインパクトあります。まさにお祭りな感じ。
個人的には視界シェイクが多い気はしますが、トランス状態を表現するという意味ではありなのかなと。最後の巨大オブジェが迫ってくる瞬間がよかった。

VoxelKei

大迫力の演出に加えて、画面を揺らすことでVRでは感じることの難しい重低音を感じられるような作品でした。

なみた

表現の隙間から、これは一人で観るものじゃないんだ、という主張を感じた。
作品の奥に観客同士のコミュニケーションの存在を意識しているようで、人を楽しませたいという気持ちが伝わった。
また、質量の存在しそうなオブジェクトがパーソナルエリアまで侵入してくる作品は今回の作品群では珍しく、印象に残った。

ぴぼ

Finalist Work

月と狼

kohu_vr / Japan


展開や演出はシンプルながらもメリハリがあり、勢いを感じられました。

john=hive

歌詞を表示していくシンプルな作りながら歌詞の内容に合わせて文字にエフェクトを重ねて歌の表現を拡げる感じに徹しているのが印象に残りました。
時折入る大きな展開の演出が効果的でパーティクルライブの定番ともいうべき良さを感じました。

Tnohito

立体文字のマテリアルにこだわりを感じる作品。鎖オブジェクトの表現が良かったです。
何も動きがない間があったりしたので、背景に一工夫すると良くなると思いました。

VoxelKei

大迫力の文字演出で曲の力強さが表現されていて、パーティクルは華やかさを担当し、両方が組み合わさってとても綺麗な作品だと思いました。

なみた

見せたいポイントが明確になっていた点が良かった。衝動性を感じさせる作品だが、最後まで勢いが失われていないのも評価したい。

ぴぼ

Finalist Work

アイスクリーム

白夢 / Japan


フォントや音に対するパーティクルの動き、空間の色使いが曲と合っていて、とても高いセンスを感じました。
特にクラップやワブルベース、サビ前のリバースシンバルは音がそのまま目に見えているかのようでした。

john=hive

曲の作り展開に忠実に演出が重ねられていく感じがライブと言うよりMVを見ている感じを受けました。
歌声の重なりに演出が奥行を加えていくのが奇をてらったものではない良さを感じました。

Tnohito

完成度高く綺麗な作品。パーティクル表現が非常に綺麗で、楽曲とのシンクロがとても心地良いです。
モチーフの時計も美しくて、上手くまとまっていると思いました。

VoxelKei

パーティクルの、煌びやかな感じと曲のテンポに合わせた疾走感が気持ちよく、全体としてのまとまりがとても良かったです。
曲が終わった後にカップアイスが残るのも可愛くて素敵でした。

なみた

夜に寄り添う雰囲気が八月二雪さんの曲に合っていて、一人でゆっくり体験したい作品となっている点が差別化されていた。
作者もこだわったという音ハメも、主張しすぎず心地よいポイントを突いていた。

ぴぼ

Finalist Work

Aiga Alince Particle Live (ice cream)

jojomon / Japan


演出の量的には抑えられているのに疾走感は失われておらず、またワイヤーフレームのモデルが踊るというのも新鮮でした。

john=hive

ビートに合わせたシンプルな表現から始まるものの、曲に疾走感が出て来たところから演出が拡がっていくのがとても良かったです。
モデルのダンスもワイヤーフレームとすることで歌への没入を妨げずに演出として見事にマッチしてました。

Tnohito

スタイリッシュで綺麗な作品。手に届きそうなオブジェクトと遠方の対比が良い。
パーティクル表現も綺麗で、特にワイヤーフレームの歌い手が2人に分かれるところはスピード感もあって好き。
オーディオリアクティブな動きも良かったのですが、少し動きを詰めるとさらに良くなると思いました。

VoxelKei

オーディオビジュアライザーと演出の揺らぎで、音が視覚化したように感じられ、曲の展開に合わせて演出の疾走感も出ていて、とても良い作品でした。

なみた

オーディオリアクティブなパラメータをオプティカルフロー的に用いることで楽曲の持つ疾走感をうまく表現していた。
今後の作品に影響を与えそう。古典的な「バーチャルらしさ」のある表現も、世界観に合っているだけでなく、細かい点を気にさせない透明化の手法として機能していた。

ぴぼ

Finalist Work

FuturePop

OR / Japan


不思議な優しい曲調と美麗な導入からの浮遊体験に、美しさと切なさのようなものを感じられました。

john=hive

]音の展開に合わせて丁寧な動きとカメラワーク、若干カメラワークから酔いを引き起こしそうな部分は厳しいですが注視点を用意してあったりと気遣いもありました。
短いながらも優しい導入から大きな動きへと続き最後は収束する感じが素晴らしかったです。

Tnohito

可能性を感じた作品。若干酔いやすい動きはあるものの、浮遊感を感じられます。
僕もパーティクルライブに「飛ぶ」要素を加えたいと考えていたので可能性を見せてくれたと思いました。
冒頭の演出部分やパーティクル表現も綺麗で、シーンの遷移も工夫されていて楽しめました。

VoxelKei

まさにVRならではといった漂う様に進んだり大空を一緒に飛んでいるような演出がとても心地よい作品でした。

なみた

人間の三半規管を騙す仕組みが実用化されたらこのように世界を飛び回るような表現が流行るだろうか。
色使いやオブジェクト配置のセンスが光っていた。視線誘導も上手で、完全に作者の意図通りの体験に連れて行ってくれる作品だった。

ぴぼ

Finalist Work

Protocol Secret Protocol

Mask du Video / Japan


立ち並ぶモデルとその動きがとても独特の雰囲気で、変拍子の楽曲と相まって格好良かったです。

john=hive

展開そのものはいたってシンプルなのですが、モデルの動きと色彩を統一していることにより印象的な歌声と統一されているようでバラバラの動きとかにより不思議な世界を生み出していました。

Tnohito

マトリックス的作品。擬人化されたプロトコルの担い手が大量に出てくるところに面白さを感じるとともに、パーティクルライブでの多人数でのダンスの可能性を感じました。
ただ、パーティクルの暴力のような重さですね・・・。

VoxelKei

少し怖さを感じるような不思議な作品でした。同じキャラクターがあれだけ多く並んでいる様は現実では絶対に見られないので、とても面白い方向性だと思います。

なみた

大量の独立したオブジェクトが蠢くさまはまさにCGならではの表現。VRでこれを体験すると想像以上に鳥肌が立つ体験になる。

ぴぼ

About STYLY ParticleLive Awards 2019

パーティクルライブで世界を魅了せよ。STYLY ParticleLive Awards 2019は、誰もがVR作品をクリエイト&発信できるプラットフォーム「STYLY」を舞台に開催される、VRコンテンツアワードです。本コンテストはSTYLY / PARCO / Loftworkの3社で開催するNEWVIEW AWARDS 2019のスピンオフアワードです。

審査員としてバーチャルアーティスト「八月二雪」のjohn=hiveさん、パーティクルライブの生みの親のなみたさん、バーチャルオルタナアーティスト「memex」のぴぼさん、VRChatを舞台に数々のイベントを企画、運営しているTnohitoさん、「日本列島VR」「HoleLenz Gate」「NailCanvas」「SpatialGate」「MIDI Particle」などで話題となったVoxelKeiさんに参加いただきました。

 詳しくはこちらのAWARD詳細ページをご覧ください。