ポップアートとインターネットのXRMV「Loova VR」:aint lindy / JACKSON kaki

この記事ではシンガー/プロデューサーの「aint lindy」さんとアーティストの「JACKSON kaki」によるVR作品「Loova VR」について紹介します。

aint lindyさんが掲げるポップアートの世界観と、JACKSON kakiによるインターネット・アートのアプローチによって描写されるVRの世界を解説します。

この記事を読むことで、より作品を楽しめるでしょう。

Loova VR

aint lindyさんについて

aint lindyさんは、東京で活動するシンガー/プロデューサーです。

ダンサブルなリズムとサウンドで、軽快さのなかにブラックなベースを感じるアーティストです。

 

 
 
 
 
 
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今回新しくリリースした「Loova」のMUSIC VIDEOをJACKSON kakiが手がけました。

 

MUSIC VIDEOの世界をベースにしたVRワールドが「Loova VR」です。

Loovaの世界にVRで体験してみましょう!

Loova VRについて

シーンを立ち上げると、目の前に踊る人たちと、彩度の高いオブジェクトによって構築された空間が広がります。

一つ一つのオブジェクトが無作為に配置されています。

無作為

踊る人たちは、同じ動きをしながら、操られているような印象を受けます。

繰り返し

一つ一つのオブジェクトはどういった意味合いがあるのでしょうか。探索しながら音楽を楽しむことができます。

探索を楽しむ

この作品の思想はポップアートと、インターネットの状況を反映しています。

ポップアートは、1960年代に起きた芸術運動の一つです。大量消費・大量生産の社会におけるメディアの状況を映し出した作品たちをポップアートと呼びます。

著名な作家に、女優のマリリン・モンローのポップアートなどで知られるアンディー・ウォーホルがいます。

彼はマリリン・モンローそのものが好きで描いていたのではなく、「広告」として映し出された「状況」を絵画として描き出していました。

それは今の私たちが触れているインターネットの状況にも通じます。

イメージの氾濫

現代のインターネットは、私たちがあらゆるイメージをSNSなどで発信することで「アイデンティティ」を構築するようになります。

それは私たちが「インターネットのイメージ」を身に纏うようになった現代の状況です。

イメージを身に纏う

この空間は身に纏うために配置された「無作為のイメージ」たちです。

イメージを身に纏う現代に対して、作り出されたバーチャルの空間となります。

バーチャル空間

VRシーン体験方法(本作品はHMD/VR体験を推奨)

 

HMDデバイスをお持ちでPCからアクセスしてる方は、以下の「シーンを体験する」ボタンをクリックしてください(※初めての方は以下の説明もご参照ください)。

PC(Webブラウザ)から「シーンを体験する」ボタンをクリック後、シーンページのVRアイコンをクリックしてください。

スマートフォンからアクセスしてる方は、上記の「シーンを体験する」ボタンをクリックしてください。
*スマートフォンでは作者の意図した体験を再現できない場合があります。

クリック後、以下の画面が表示されます。
スマートフォン版STYLYをすでにダウンロードしている場合「Continue on Browser」を選択してください。

そして「Play on Mobile App」を選択するとシーンを体験できます。

Steam版STYLYをダウンロードする
https://store.steampowered.com/app/693990/STYLYVR_PLATFORM_FOR_ULTRA_EXPERIENCE/

Oculus Quest版STYLYをダウンロードする
https://www.oculus.com/experiences/quest/3982198145147898/

スマートフォン版STYLYをダウンロードする

 

 

シーン体験方法の詳細を知りたい方
VRシーン体験方法については、以下の記事をご参照ください。

Edited by SASAnishiki