今回はPARK原宿で3/12~3/14の3日間限定で開催されていた、クリエイターユニット キキユヅキの「YUMELT」という作品についてご紹介します。
こちらのイベントはARzine「YUMELT」の発売記念展示として開催されていました。
この記事では発売されているARzineとARを活かした展示の表現形態に着目しながら、現地の写真と共に作品を解説します。
クリエイターユニット キキユヅキとは
「キキユヅキ」はモデル以外にも様々な分野で活躍されているユヅキユーナさんと、VR/ARを活かした表現を得意とするききゆさんによって結成されたクリエイターユニットです。
ききゆ
YUMELT企画/制作
イラストレーター。Vアーティスト「KMNZ」「somunia」らのアートワーク、公式グッズにてコラボレーション等を行う。バーチャルカルチャーに触れるうちに3DCGに興味を持ち、現在はイラストの他にもAR表現を組み合わせた作品を制作。2020年4月にはsomuniaバーチャル展示会「fis展」を企画・制作。
twitter:https://twitter.com/atatame_m?s=11
ユヅキユーナ
モデル/クリエイター
モデルやバーチャルカルチャーを体現する写真表現、ZINEの制作を行なっている。
最近はおもちゃハンターとしても活動しており、ソフビをはじめとしたおもちゃを制作するのが夢。
twitter:ユヅキユーナhttps://twitter.com/yzkyun?s=11
suamagirl:https://twitter.com/suamagirl?s=11
instagram:https://www.instagram.com/yzkyun/?hl=ja
クリエイターユニット「キキユヅキ」の特徴は、“一つに固執していない点”です。ききゆさんはイラストレーターでありながら、3DCGでの多彩な表現も得意としています。ユヅキユーナさんはモデルでありながらも、モデルの枠を飛び出し未知の領域に自ら飛び込むことで活躍されています。今回の「YUMELT」はそんな二人だからこそ可能にした表現だと感じました。
ARzine「YUMELT」
ここからは、ARzine「YUMELT」のコンセプトを元に作品を解説していきます。
YUMELT(ユメルト)は、実際に存在するSNSアカウント「ユヅキユーナ」と「suamagirl」から着想を得てストーリー化、AR×ZINEとして読んで体験できるキキユヅキによる実験的創作です。
(YUMELT作品サイトより引用https://yumelt.com/)
ZINEを開いてみると、「ユヅキユーナ」さんの個性的で可愛い世界観がききゆさんによって表現されており写真集としても完成度が高くとても見応えのある作りになっています。「ユヅキユーナ」さんと「suamagirl」のSNSから着想を得たというこの作品は、SNSを見た後に改めてこのZINEを読むと気づけなかったものに気付けるかもしれません。
このZINEで興味深かったのが、ZINE内にSTYLYマーカー(QRコード)を表示させARで表現することで作品を平面でも立体でも楽しめた点です。その中でも、ユヅキユーナさんをARで立体的に表現していた点は写真の中の存在だったユヅキユーナさんが、私たちのいる現実世界に飛び出してきたかのようでした。飛び出す絵本には、最初から飛び出すという確約がありますが、ARzine「YUMELT」はARを通して見るまで何が起こるか分からないワクワク感がありとても新鮮でした。
展示空間をARで演出
今回印象的だったのが、ZINEだけではなく展示空間やARステッカーなどを用いて世界観を構築されていた点です。ARzineの表現はもちろんですが、展示空間やステッカーを用いて「YUMELT」の世界観を表現することで、「YUMELT」を読んだときにすんなりと内容に入りこめる作りになっており、その点も注目ポイントです。
イベントは終了してしまいましたが、展示空間のARとARステッカーはPARK原宿で現在でも体験できますので気になった方は是非体験してみてください。
まとめ
クリエイターユニット「キキユヅキ」が製作したARzine「YUMELT」をご紹介しました。
皆さんもききゆさんとユヅキユーナさんのバーチャル可愛いZINEを是非体験してみてください!
ARzineは「YUMELT」オンラインストアにてご購入いただけます。
「YUMELT」オンラインストア
https://yumelt.theshop.jp/