xRCreator、YORIMIYAさんの作品や制作にまつわるイベントが開催されました。
「Back StageTour by STYLY 」は、アーティストが制作したVR空間の中で、制作したアーティスト本人がツアーガイドとなり作品に対する想いや制作手法といった裏側を披露していただくことでXR作品制作のナレッジ共有や、XR作品の体験を今まで以上に楽しんでいただくことを目的としたイベントです。
今回はそのツアーのダイジェストを記事にてお見せします。
Back StageTour第一回のゲストにお迎えするのはxRミュージックビデオやリアルタイムxRLiVE演出などで活躍されているxR CreatorのYORIMIYAさん。
YORIMIYAさんはxRコンテンツをTwitterに上げるたびに多くのRTやいいねが集まる人気クリエイターです。数多くのXR作品を手がけられてきましたが、今回は5つのVR/AR作品を題材に制作秘話が語られました。
開催された2日間は、どちらもチケットが満席になっていました。
YORIMIYAさんプロフィール
xR Creator。VR / AR / MR 全部やる人。 特にxRMV(ミュージックビデオ)やリアルタイム xRLiVE 演出が得意。最近はHololensに没頭。 過去にVRライブ「八月二雪×ぼっちぼろまる VR LIVE」の演出、バーチャルシンガーユニットCocoTsukiのVRMV「ANDROID GIRL 」制作、ラブライブ!「XR Music Art NIJIGASAKI」のライブ演出を担当。 xR関連の技術やParticleSytemの可能性を追い求める日々。
今回のBack StageTourについて
Back StageTour by STYLY Vol.1では、YORIMIYAさんの制作されたVR/AR作品を5つずつ展示していました。
以下の画像が、展示風景です。
VR作品
早速、VR作品から紹介をいたします。
以下のリンクから体験することができるので、是非ご体験ください!
StarSizeComparison
惑星の大きさをVR空間内で体感できるVRです。
VRならではの、規模を超越した壮大な演出を感じられました。
参加者も「おー!」「うおー!」と、言葉にならない声をあげていました。
CocoTsuki VRMV – Android Girl –
こちらはVRMVの作品。
CocoTsuki ProjectというVtuberユニットのMVをYORIMIYAさんが制作した物です。
初めは地下鉄のシーンから始まりますが、歌詞や音楽に合わせて場面が変容していく世界を楽しめます!
Particle LiVE ” WAVE “
こちらもVRMVですが、こちらはパーティクルのみで作られた作品です。
空間内に出てくる複雑で幾何学的な演出の全てが、Unityのパーティクルで作られています。
参加者も「どういうこと?笑笑」「Unityもこんな使われ方は想像していなかっただろ!」といった驚きの声が上がりました。
Kaleido Particle
こちらもパーティクルを用いた作品ですが、より抽象度が高く瞑想空間のような作品です。
VR体験だからこそ、空間に飲み込まれていくような感覚になります。
AR作品
続いて、AR作品です。
こちらは、YORIMIYAさんご自身のTwitterとともに作品を紹介していました。
パーティクルUI 1,2
こちらも、パーティクルのみで作られているUIです。
Unityのパーティクルを使いこなして特定の世界観を再現する技術はYORIMIYAさんの真骨頂と言えるのではないでしょうか?
お待たせしました!!!
こちら《YORIMIYA PARTICLE UI》販売開始です!!!
主に「パーティクルを勉強したい方」「パーティクルをもっと高度にに使いたい」「その設定値知りたい!!」という方向けのセットです!
詳細は下記リンクへ!https://t.co/iHLOdWoUCV#VRchat #unity #パーティクル https://t.co/Eki6mLJtLX pic.twitter.com/DLhlOngn0O— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) June 6, 2021
【告知】
《YORIMIYA PARTICLE UI -Ver2-》第2弾販売開始ですー🍤
VRChat、cluster等のVRプラットフォーム、スマホAR、HoloLens2、LookingGlass、HDRP/URPにて実機&動作確認してます。
VRCアバターにも仕込めますー!
詳細は下記リンクへhttps://t.co/KlnHgd3yLZ#VRchat #Unity #パーティクル pic.twitter.com/MzBKRhhFQc— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) July 9, 2021
AAAヴンダー風 UI
こちらも某アニメを参考に、作られたUIです。
先程のパーティクルUIは比較的平面的でしたが、こちらの作品では立体的にパーティクルを用いてアニメの世界観を再現しています。
エヴァのAAAヴンダー風UI。Aim Constraintでラミエルをロックし続けますわ! pic.twitter.com/7mcuNIudjx
— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) May 2, 2021
SAOオーディナルスケールユナライブ
こちらは、ARでアニメキャラクターのライブを表示した作品です。
参加者からは、モーションキャプチャの仕方など、制作面での質問も多く集まっていました。
SAO好きすぎてHoloLens2でユナのライブのデモ作ってみたー!次は秋葉原UDXで出現させるー!#HoloLens2 #sao_anime pic.twitter.com/oF53RVfuDW
— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) August 30, 2020
STRONG AR
こちらは、お手元の缶にそわせて表示することができる作品です。
以下のリンクから体験できます。
現実世界でも、このARを表示してドリンクを飲めば、SFの世界にいるような気持ちで飲料を飲めるかもしれません。
実は、これ完全リアルタイムのスマホARで動いていて、aftereffect等の動画編集は”一切”使用してません。すべてUnity上で組んでARで表示しています!
【起動リンク】
◇https://t.co/JIUB1bAhOV pic.twitter.com/94vDXFLyjY— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) May 24, 2020
機動リンク:
https://styly.cc/ja/mobile/?scene=2a5a7fd8-9d66-11ea-834c-06540631ffe6
YORIMIYAさんのツイッターや、サイトの紹介
今回のツアーでは特に、YORIMIYAさんだからできるパーティクルの演出について、多く質問が集まっていました。
以下のツイートなどでは、YORIMIAさんがどのように作品を作っているのか垣間見える内容があります。
VRライブが好きだ!SF的な綺麗なUIが作りたい!という方はぜひご覧ください!
パーティクルでの実装が垣間見えるツイート
「アニメーション使わずにどうやって動かしているの?」
→ParticleのVelocity Over Lifetime,Size Over Lifetimeをgifのようなcurveの設定を複数作ってゴリ押してます。
正直このぐらいの動きだったらAnimation使わないでパーティクルで動かした方が実装スピードが格段に早い(※おすすめはしない) https://t.co/Olg3SHuVJO pic.twitter.com/T6WG3VnKPN— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) March 20, 2021
Unityでサイバーっぽいラインパーティクルを作る方法
Unityでサイバーっぽいラインパーティクルを作る方法 pic.twitter.com/Lr38qGbyjU
— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) June 27, 2021
また、YOIRMIYAさんはBoothなどでご自身の作品とそのノウハウを詰め込んだパッケージを販売なさっています。
今回紹介したデータを自分も使ってみたいという方は、是非こちらもご確認ください!
[【パーティクル】YORIMIYA ParticleUI【VRChat】/Booth]
今回は、Back StageTour by STYLY ver.1 YORIMIYAさんのツアーを紹介しました。
今後もさまざまなアーティストをお迎えして、作品の体験とともに、その制作秘話や、作品を成り立たせる技術面のお話も伺っていきます。
次回のイベントもぜひチェックしてみてください!
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