UnityのCinemachineでシネマティックな演出を作成!Dolly Cartでオブジェクトを自在に動かす方法

今回はSTYLYでのCinemaSceneの使い方について紹介します。

CinemaSceneとは

Cinemachineは、Unityでシネマティックなカメラ演出を簡単に実現するための強力なツールです。特に「Cinemachine Virtual Camera」を活用することで、ターゲット追従やスムーズなカメラトランジションなど、多彩なカメラワークを直感的に設定できます。

CinemaSceneの準備

Unityのメニューバーから、Window → Package Manager を開きます。

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・Unity Registry を選択し、右上の検索欄に「Cinemachine」と入力します。

・「Cinemachine」を選んでインストールします。

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Dolly Cart(オブジェクトを線に沿って移動)

Dolly Cartを使用してオブジェクトを線に沿って移動させる

  1. Dolly Track with Cartを配置
    • Hierarchy ウィンドウで「+」→ Cinemachine → Dolly Track with Cart を選択し、シーンに配置します。
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2.移動させるオブジェクトを用意

  • シーン内に「Cube」を配置します。
  • Cubeに「Cinemachine Dolly Cart」を Add Component でアタッチします。

※今回は好きなオブジェクトをレーン上を移動させる方法について紹介します。その為、同時に配置されたDolly Cartは使いません。

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3.パスを設定

  • Cubeにアタッチした「Cinemachine Dolly Cart」のPathに、Dolly Trackにアタッチされた「CinemachineSmoothPath」を割り当てます。
  • Speedに「1」を入力します。

作成したパスのアタッチ


4.ループ設定

  • Dolly Trackを選択し、「CinemachineSmoothPath」のLoopedにチェックを入れます。
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5.動作確認

  • 実行すると、緑のレール(パス)に沿ってCubeが移動します。

Cubeを円形に移動させる

1.パスの編集

  • Dolly Trackの「CinemachineSmoothPath」のWaypointsで「+」を押し、パスのポイントを増やします。
  • 新しく作成されたポイント(球状のマーカー)を移動させて円形のパスを作成します。

パスの変形


2.動作確認

実行すると、Cubeが円形のパスに沿って移動します。

STYLYにアップロードして確認します。

実際にSTYLYで動かすことができました。