STYLY Mobileを使ったAR展示の紹介

テクノロジーの発達により、AR/VR/MRなど、新しいメディアテクノロジーが開発され、現在は多くの人の生活の中に取り入れられるようになりました。

STYLYはVRのみならず、AR領域にも進出し、そのプラットフォームとして「STYLY Mobile」を公開しています。

STYLY Mobileを使用することで、手軽にARを利用したアートなどのコンテンツを体験できます。その体験の一つとして「展示」のAR表現について紹介します。

この記事ではSTYLY Mobileにおける「AR展示」の事例と、実際の作例を通して、カルチャーとARの融合の可能性について紹介します。

 

 

※そもそも「AR」とは?という方は以下の記事を読んでみてください。

AR(拡張現実)とは?活用されている例や市場・今後について

https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/ar/

 

STYLY Mobileとは

STYLY Mobileとは、STYLYが提供するARプラットフォームです。

VRプラットフォームの通常のSTYLYとは異なり、ARに特化したプラットフォームになっています。
現在は個人での制作には対応してませんが、クリエイターによる公開されたシーンを楽しむことができます。

使い方と公開されているシーンは以下のページに掲載されています。

 

公開されているシーンを試してみて、ARを体験してみましょう。

AR展示の事例紹介

この項目では、STYLY Mobileを利用したARコンテンツを紹介し、AR展示の可能性や面白さについて紹介します。

somunia “fable in sleep展” 【アート】

最初に紹介する事例は、バーチャルアーティスト「somunia」が開催するデジタルアート展示会「fable in sleep展」です。

fable in sleep展とは…

“バーチャルアーティスト「somunia」の、昨年リリースされた 2nd EP 「fable in sleep」に収録されている楽曲をより深く楽しむことができる、音楽とアートとARが融合した展示会。

当初は現実空間での展示会を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため中止、STYLY Mobileを使用したいつでもどこでも楽しめる展示会として3月25日から4月7日まで開催しました。”

引用元(一部改編して掲載):

somunia
Twitter : https://twitter.com/she_is_wired
Youtube:https://www.youtube.com/c/somuniaroom

「fable in sleep展」はSTYLY Mobileを使用し、AR上で展示会が開催されました。それにより、インターネット環境さえあればどこでも展示会に参加できるという、いままでの展示会の概念を一新する体験を生み出しました。

 

ARによって表現される拡張的なビジュアルとサウンドが、現実空間を仮想空間と接続させ、新たな体験を生み出します。
アートは従来、展示会やギャラリーなどに足を運び、非現実的な空間で鑑賞することが主流となっていました。
しかし、インターネットの登場によって、その従来のアート体験が変わりました。ARもその一つの方法であり、新たな体験をもたらします。

自宅のような自分の生活の場が、アートの展示会になるという、新しい空間性の創造も、ARによるアート・音楽の表現の新しさです。

この特徴を生かし、「fable in sleep展」では参加者がさまざまなロケーションで展示会に参加し、「#僕が見たfis展」というハッシュタグと共に、オリジナルのアートを発信しました。

ARを使ったアート体験は、空間の制約から外れることにより、新しい表現と鑑賞方法を提示します。

まだ、ARを使ったアート体験は主流ではないですが、TwitterやInstagramなど、イメージを通してコミュニケーションを行うSNS上との親和性は高く、新しい世代にとってアートがより身近なものになるのではないのでしょうか。

ARを利用することで、fis展のようなアート・音楽の表現ができます。

HATRA “Autumn Winter 2020” 【ファッション】

次に紹介する事例は、ファッションブランド「HATRA」の“Autumn Winter 2020”コレクションのARビューです。

 

HATRA 
HP:https://hatroid.com/

HATRAはデザイナーである長見 佳祐氏によるファッションブランドです。
アパレル向け3D CADの「CLO」を使用したアパレルの制作や、3DCGやXRを使用したビジュアル展開など、テクノロジーとファッションの新しい表現を発信しています。

HATRAはAutmn Winter 2020のコレクションのプレオーダーの際に、ルックフォトだけではなく、STYLY Mobileを利用したARビューも掲載しました。

 

 

ホログラム的な3DCGのビジュアルは、まるでSF映画のワンシーンみたいです。

 

また、3DCGによるビジュアライズにより、服全体を自由に見れることにより、服の細部のデザインまで視認できるようになりました。

ファッション業界における3DCGやXRの1つとして、バーチャル・アバターなどを対象としたバーチャルファッションなどが現在注目されています。これらのファッションは、現実の物理作用・身体を超越した、新たなファッションの可能性を提示します。
そしてもう一つは、HATRAの今回のコレクションのように、リアルにおける身体性をバーチャル上に置き換えることで表現する新しいファッションの可能性です。

ファッションとXRの表現はまだまだ開拓の余地はたくさんあります。
その可能性を追求していくのも、ファッションの新しい楽しみ方かもしれません。

YORIMIYA “AVATAR AR DEMO” 【アバター / Vtuber】

次に紹介する事例は、バーチャル・アバターのARです。

パーティクルライブ・XRMVクリエイターのYORIMIYA氏による、AVATAR ARです。

YORIMIYA
STYLY ARTIST PROGRAM : https://styly.cc/ja/artist-program/yorimiya
Twitter : https://twitter.com/jav6868

VtuberやVRChatなどで使用されるアバターが自由に、手軽に作れるようになり、オリジナルのバーチャルアバターを見る機会が増えてきました。

ARを使えばアバターをPC画面上だけではなく、現実空間にビジュアライズすることができます。

このAVATAR ARでは、ARを利用して、現実空間にアバターを出現させます。

また、YORIMIYA氏はAR AVATARの技術を利用して、XRMVの制作にも取り組んでいます。

 

バーチャル・アバターの現在の利用はVtuberや、SNS利用として普及しています。
今後、ARの登場によって新しい表現やコミュニケーションの可能性が生まれるのではないのでしょうか。

ARを使って、自作のVtuberやAVATARを現実世界と重ね合わせて新しい見せ方を表現してみてはいかがでしょうか?

AR展示のサンプル

この項目では、筆者(KAKI)がSTYLY Mobileを利用して制作した展示のサンプルについて紹介します。

今回制作した展示は、自分が撮影した写真のAR展示となります。

写真作品を手軽に楽しめるように、展示会形式でAR上で表現しました。

上記で紹介した「fable in sleep展」と同じ手法を利用し、空間デザインし、音楽を取り付けて、仮想の展示会場を生み出しました。

ビジュアルとサウンドの2つの要素が空間を彩ることで、ARによって現実空間に変化をもたらせました。(音楽は実際にSTYLY Mobile上で聴いてみてください)

撮影した写真は、写真であることの良さを失わせないために、平面のオブジェクトとして処理をしています。

写真作品のみならず、イラストやグラフィックなど、平面で表現していたアーティストも、この手法を応用することで簡単にARを利用した表現ができます。

STYLY MobileはARを利用した、アート・音楽・ファッション・建築などさまざまなカルチャーの新しい表現方法を模索しております。

最後に、AR展示を行いたい人への案内を掲載します。

AR展示を行いたい人へ

アートやファッションなどの事例をもとに、2次元の作品を取り扱うアーティストでもARを利用することで、新しい表現方法を紹介しました。

ARはスマートフォンなど、多くの人が利用しているデバイスを使用しています。VRのように、専用のゴーグルが必要がないため、より手軽にXR体験ができるテクノロジーの一つです。

ARを利用して、新しい表現と発信を行いたいクリエイターやアーティストは、ぜひ一度お声をおかけください。
ご連絡は下記リンクの下部にある「CONTACT」よりメールでお願いします。

 

一緒に新しい表現とカルチャーを創造しましょう!お待ちしております。