本記事では、Unityで作成した「プレハブ」と「シーン」をSTYLY上で使用するための方法をご紹介します。
STYLYでは、3DModel、Particle System(Shuriken)、Light、UI要素、Shader(Amplifed Shaderを使ったものなど)、PlayMaker、インタラクションSDKなどを用いて作成したプレハブ・シーンをアップロードすることができます。
Unity上でアニメーションやインタラクティブな機能を付与したアセットや、色を付けたLightのアセットなどをSTYLYで使用できます。
シーンのクオリティ向上や、自分だけの新しい表現方法を追求したい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
必要要件
STYLYは「Unity 2019.3.6f1」に対応しています。
さらに、以下のモジュールがインストールされているか確認してください。
- Windows Build Support (Windowsをお使いの場合、デフォルトでインストールされます。)
- Mac Build Support (Macをお使いの場合、デフォルトでインストールされます。)
- Android Build Support
- WebGL Build Support
- iOS Build Support
もし、こちらのモジュールがインストールされていない場合は以下の記事をご参照ください。
アップロード可能なアセットの種類
「STYLY Plugin for Unity」を使えば、STYLYに次の種類のアセットをアップロードできます。
- 3DModel(Mecanimでアニメーションを付けたものも可能)
- Particle System(Shuriken)
- Light
- UI要素
- Shader(Amplifed Shaderを使ったものなど)
- PlayMakerやインタラクションSDKを用いたアセット
これら異なる種類のアセットでも、アップロードのプロセスは同じです。
使用したいアセットをプレハブ化し、STYLYへアップロードするだけです。
※注意:
もし、PlayMakerで付けたアクションがSTYLY上でうまく作動しない場合は、一度ブラウザ上のキャッシュを取り除いてみてください。
また、STYLYはC#で記述されたスクリプトは対応しておりません。
STYLYへアップロードするための準備
UnityからSTYLYへアップロードするための準備として、STYLY Plugin for UnityをUnityにインポートします。
STYLY Plugin for Unityのダウンロードとインポート
STYLY Plugin for Unityを使えば、Unity上で作ったプレハブ・シーンをSTYLYにアップロード可能です。
STYLY Plugin for Unityのダウンロード手順を紹介します。
まずは以下のリンクか、もしくはSTYLYのトップ画面のメニューから[DOWNLOAD]メニューからダウンロードページにアクセスしてください 。
DOWNLOADページに移動したら、ページ下部の[STYLY Plugin for Unity DOWNLOAD]ボタンをクリックして、ダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、UnityのプロジェクトにSTYLY Plugin for Unityをインポートします。
Unityプロジェクトを開きます。
[Assets]メニュー > [Import Package]メニュー に進んで、[Custom Package…]メニューをクリックしてください。
先ほどダウンロードした「STYLYPlugin」を選択して、[開く]ボタンをクリックします。
すべてのチェックボックスにチェックしたまま、[Import]ボタンをクリックします。
インポート後、メニューに[STYLY]が追加され、Assetsに[STYLY_Plugin]フォルダが作成されていれば完了です。
STYLYアカウントとSTYLY_Pluginを接続する方法
自身のSTYLYアカウントのAPIキーを取得する必要があります。
APIキーの取得方法を紹介します。
STYLY Studioへログインし、アカウントのアイコンをクリックしてください。
ポップアップが表示されたら、「Account」をクリックしてください。
AccountタブにAPIキーがあるので、右のコピーボタンをクリックしてください。
Unityプロジェクトの[STYLY]メニューに進み、[Asset Uploader Settings]をクリックします。
Emailフォームには、アカウントのメールアドレスを入力します。
API Keyには、先ほどコピーしたキーを張り付けてください。
これでSTYLYアカウントとSTYLY_Pluginの接続が完了しました。
UnityからSTYLYへのアップロード
プラグインの準備ができたら、次の手順でSTYLYへアップロードできます。
アップロード対象のファイルサイズの確認方法
プレハブ・シーンのファイルサイズを確認する方法を紹介します。
アップロードには、特にサイズが大きい場合、数分〜それ以上の時間を要しますので、STYLYにアップロードする前にプレハブ・シーンのファイルサイズを確認しましょう。
ファイルサイズを確認するには、確認したいプレハブを右クリックし、[STYLY] > [Check File Size]ボタンをクリックしてください。
アップロードするプレハブは20MB以下を推奨しています。
UnityからSTYLYにプレハブをアップロードする方法
ファイルサイズ確認したら、Unityで作成したプレハブをSTYLYにアップロードしましょう。
アップロードしたいプレハブを右クリックします。
[STYLY] > [Upload prefab or scene to STYLY]をクリックします。
アップロード処理が実行されます。
アップロードの処理が成功すると、ポップアップメッセージ[Upload succeeded.]が表示されますので、[Close]ボタンをクリックしてください。
アップロードエラーが表示された場合、エラーが起こった詳しい状況(動作手順やスクリーンキャプチャ)を以下、問い合わせまでお願いします。
エラー問い合わせ先:
- 日本語:https://www.facebook.com/groups/stylyusers/
- 英語:https://www.facebook.com/groups/STYLY.VR/
- メール:info@styly.cc
複数プレハブのアップロード
プレハブを同時に複数アップロードすることもできます。
Projectシーン内のアップロードしたいプレハブを複数選択してから、右クリックしてください。
「STYLY」→「Upload or scene to STYLY」を選択するのは前章と同じです。
これで複数プレハブを一度にアップロードすることができました。
UnityからSTYLYにシーンをアップロードする方法
Unityからのシーンアップロード方法はプレハブをアップロードする時と同様、シーンファイルを右クリック→「Upload prefab or scene to STYLY」を選択するのみです。
制限事項
- シーン内のカメラは自動的に無効化してアップロードします。ただし、以下の設定のカメラは無効化対象外です。
- TargetTextureにRenderTextureが設定されている。
- Camera Target EyeがNone(Main Display)
- スクリプトは配信されません。
- その他、動的なコンテンツが正常に動作しない可能性があります。
- STYLY Studio上でもシーンは表示されますが移動、回転、拡大などの操作はできません。
- スタートポジションを移動して調整してください
- サイズが大きすぎるとアップロードできない可能性があります。
- シーンアセットのサムネイルはDUMMY表示となります。
アップロードしたプレハブ・シーンをSTYLYで使用する
アップロードしたプレハブ・シーンの確認方法を紹介します。
STYLY Studioを開きます。
次に[Assets]ボタンをクリックして、[3D Model]ボタンをクリックします。
最後に[My Models & Upload]メニューをクリックします。
My Modelsにアップロードしたプレハブ・シーンがあれば完了です。