はじめに
Side Effects Software社の3DCGソフト Houdiniを使って、簡単な3Dモデルを作る手順を解説します。
作った3DモデルはOBJファイルとしてエクスポートすることでSTYLYへアップロードできます。
![img_5cd60979ccdcc - STYLY 今回作る3Dモデル](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60979ccdcc.png)
今回作る3Dモデル
環境
Windows 10
Houdini 17.5
Houdiniのダウンロード
HoudiniはSideFxからダウンロードします。
画面上部メニューのGetの中にあるDownloadをクリックします。
![img_5cd60b1635121 - STYLY Downloadをクリック](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60b1635121-1024x612.png)
Downloadをクリック
ログイン画面が出てきます。
アカウントを持っていない方は画面右側のRegisterの欄からアカウントを登録しましょう。
![img_5cd60c5b9b19f - STYLY ログイン画面が出てくるのでログインする](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60c5b9b19f-1024x897.png)
ログイン画面
ログインするとダウンロード画面が登場します。
![img_5cd60bb2eb2df - STYLY ログインするとDownload画面が出てくる](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60bb2eb2df-1024x681.png)
ログインするとDownload画面が出てくる
Downloadボタンを押すと、Houdiniのインストーラーのダウンロードが開始します。
Houdiniのインストール
インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
![img_5cd60d825a23c - STYLY インストーラー起動直後の画面](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60d825a23c.png)
インストーラー起動直後の画面
ライセンス
Next をクリックするとライセンスが表示されます。
![img_5cd60e0a55e95 - STYLY ライセンス画面](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60e0a55e95.png)
ライセンス画面
インストール項目設定
インストール対象の設定画面が出てきますが、何も触らずにNextをクリックします。
![img_5cd60de5b81fc - STYLY インストール要素選択画面](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60de5b81fc.png)
インストール要素選択画面
Houdini Engine設定
Houdini Engineをインストールするかどうかを問われます。
今回はHoudini Engineは使わないのでそのままNextをクリックします。
![img_5cd60f004644b - STYLY HoudiniEngineインストール画面](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60f004644b.png)
HoudiniEngineインストール画面
Houdiniのインストール先パスの設定
Houdiniのインストール先のパスを設定したらNextをクリックします。
![img_5cd60f6454d6c - STYLY Houdiniのインストール先の指定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60f6454d6c.png)
Houdiniのインストール先の指定
スタートメニュー設定
スタートメニューに登録されるフォルダ名の設定画面が出てきますが、
何も変更せずにそのままNextをクリックします。
![img_5cd6102b9b19f - STYLY スタートメニューのフォルダ名指定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd6102b9b19f.png)
スタートメニューのフォルダ名指定
古いHoudiniのアンインストール設定
古いバージョンのHoudiniがインストールされている場合、アンインストールするかどうかを問われます。
![img_5cd610ca90331 - STYLY 古いバージョンのアンインストール](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd610ca90331.png)
古いバージョンのアンインストール設定
Installボタンを押すとHoudiniのインストールが開始するので、しばらく待ちます。
インストール完了
インストールが完了すると以下のような画面が出てくるので、Finishをクリックしてインストーラを終了します。
![img_5cd61314e7b18 - STYLY インストール完了画面](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd61314e7b18.png)
インストール完了画面
Houdiniの起動
Windowsのスタートメニューを見ると、Houdiniがあります。
今回は無料版のHoudini Apprenticeをクリックして起動します。
![img_5cd614fb4e681 - STYLY スタートメニューからHoudini Apprenticeを起動](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd614fb4e681.png)
スタートメニューからHoudini Apprenticeを起動
起動すると、無料ライセンスを使うか有料ライセンスを使うかを問われます。
今回は無料版のHoudini Apprenticeを使用したいので、何も触らずにNextをクリックします。
![img_5cd615b131316 - STYLY Apprenticeライセンスを選択した状態でNextをクリック](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd615b131316.png)
Apprenticeライセンスを選択した状態でNextをクリック
EULAが出てくるので、Acceptをクリックします。
![img_5cd616fbdb580 - STYLY Acceptをクリック](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd616fbdb580.png)
Acceptをクリック
ライセンスのインストール完了メッセージが出てくるので、RunをクリックしてHoudini Apprenticeを起動します。
![img_5cd6174e1cf13 - STYLY ライセンスインストール完了画面](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd6174e1cf13.png)
ライセンスインストール完了画面
non-commercail licensesは非商用ラインセンス(Houdini Apprentice)のことを指しています。
起動すると以下のような画面が出てきます。
簡単な画面説明
今回は以下の3つのウィンドウを使用します。
![img_5cd356be33739 - STYLY 今回使用するウィンドウ](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd356be33739-1024x554.png)
今回使用するウィンドウ
Network View
Network Viewではノードの管理を行います。
Houdiniではノードを組み合わせることでモデリングを行っていきます。
Scene View
表示フラグがONになっているノードがScene Viewに表示されます。
![img_5cd363e5ea82b - STYLY box1ノードの表示フラグをONにするとSceneViewにはbox1が表示される](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd363e5ea82b.png)
box1ノードの表示フラグをONにするとSceneViewにはbox1が表示される
![img_5cd364557b6a4 - STYLY sphere1ノードの表示フラグをONにするとSceneViewにはsphere1が表示される](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd364557b6a4.png)
sphere1ノードの表示フラグをONにするとSceneViewにはsphere1が表示される
補足 : ノードの右端をクリックするとノードの表示フラグを切り替えることができます。
Parameter View
Network Viewで選択中のノードのパラメータがParameter Viewに表示されます。
SceneViewの背景色を暗くする
SceneViewの背景色はデフォルトでは明るいですが、モデルが若干見づらいので、背景色を黒にします。
![img_5cd61ddd7a5cc - STYLY ColorScheme = Light](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd61ddd7a5cc-300x250.png)
デフォルトでの背景(ColorScheme = Light)
![img_5cd61e0cc03b8 - STYLY ColorScheme = Dark](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd61e0cc03b8-300x251.png)
設定変更後(ColorScheme = Dark)
Scene Viewにマウスポインタを乗せた状態でキーボードのDキーを押すとディスプレイオプションが表示されます。
BackGroundタブのColor Schemeの部分をDarkに設定すると、SceneViewの背景色が黒くなります。
![img_5cd61d1608a60 - STYLY Color SchemeをDarkにする](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd61d1608a60.png)
Color SchemeをDarkにする
Save as Defaultをクリックすることで、次回起動時もScene Viewの背景色が黒になります。
![img_5cd62867aeea2 - STYLY Save as Defaultをクリックして保存](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd62867aeea2-e1557538976677.png)
Save as Defaultをクリックして保存
Houdiniの基本操作 : ネットワークにノードを作る
ここではNetwork Viewにノードを作成する方法を解説します。
TABメニューを表示
Network Viewにマウスポインタを置いた状態で、
Tabキーを押すかマウス右クリックするとTABメニューが表示されます。
![img_5cd35a07496b2 - STYLY TAB メニュー](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35a07496b2.png)
TAB メニュー
TABメニューはノードを作成するために使用するメニューです。
キー入力でノードを作成
TABメニューを表示した状態で文字を入力するとノードを絞り込むことができます。
![img_5cd35cc8ef913 - STYLY 'geo'と入力するとGeometryノードがフォーカスされる](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35cc8ef913.png)
‘geo’と入力するとGeometryノードがフォーカスされる
キーボードのEnterキーを1回押すことでノード作成準備状態に入ります。
![img_5cd35d8267726 - STYLY ノード作成準備状態](http://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35d8267726.png)
ノード作成準備状態
Enterキーを押すかマウスクリックすることで、マウスポインタ位置にノードが作成されます。
![img_5cd35db2604aa - STYLY 作成されたノード](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35db2604aa.png)
作成されたノード
ノードを接続する
ノードのコネクタをマウスで引っ張ることでノードを接続することができます。
![img_5cd64a8743875 - STYLY ノードのコネクタ](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd64a8743875.png)
ノードのコネクタ
ノード作成とノード接続を同時に行う
ノードのコネクタを右クリックすることでもTABメニューが出てきます。
この状態でノードを作成すると、ノードの作成と同時にノードの接続を行うことができます。
Houdiniの基本操作 : ネットワークの階層を移動する
ノードの中に入る
ノードをダブルクリックするか、ノードをクリック選択した状態でキーボードのIを押すことで、ノードの中に入ることができます。
![img_5cd3612123cb8 - STYLY ノードをダブルクリックするか、ノードをクリック選択状態でIキーを押す](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd3612123cb8.png)
ノードをダブルクリックするか、ノードをクリック選択状態でIキーを押す
geo1ノードの中に入った場合、NetworkViewの左上のPath表示が obj/geo1 となります。
このPath表示は自分がどの階層にいるかを示しています。
![img_5cd35fee784b9 - STYLY ノードの中に入る](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35fee784b9.png)
ノードの中に入る
ノードの外に出る
キーボードのUを押すと、上の階層へ戻ることができます。
![img_5cd3617fa4625 - STYLY Uキーを押すと上の階層に戻る](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd3617fa4625.png)
Uキーを押すと上の階層に戻る
以上でHoudiniの基本操作の説明は終わりとなります。
Network Viewでよく使う操作
以下のキーボードショートカットを覚えておくと効率よくNetwork Viewを操作することができて便利です。 特に重要そうなものは太字にしています。
キーボードショートカットはNetworkViewにマウスポインタを乗せているときに使うことができます。
操作 | キーボード / マウス操作 |
視点の移動 | マウス中ボタンドラッグ |
視点の拡大 | マウスホイール |
ネットワーク全体表示 | Space + H |
TABメニューを表示 | Tab |
編集を元に戻す | Ctrl + Z |
編集をやりなおす | Shift + Ctrl + Z / Ctrl + Y |
選択ノードの中に入る(下の階層へ移動する) | I / Enter |
ノードの外に出る(上の階層へ移動する) | U |
ノードのDisplayフラグをONにする | R |
ノードへの入力の順番を入れ替える | Shift + R |
ノードにつながっているすべての接続を切る | ノードをマウスで掴んで振り回す |
ノード接続を切る | Y + マウス左ドラッグ |
選択中のノードを中央に表示 | F |
Jump Back(直前に見ていた階層へ戻る) | Alt + 左Arrow |
Jump Next | Alt + 右Arrow |
ノードの自動整列 | L |
選択しているノードだけ自動整列 | Shift + L |
上流ノードを一括移動 |
Shift を押しながら ノードをマウス左ドラッグ移動 |
下流ノードを一括移動 |
Ctrl を押しながら ノードをマウス左ドラッグ移動 |
テーブルを作ってみよう
今回はHoudiniを使ってテーブルを作る方法を解説します。
![img_5cd35589e866f - STYLY 四角いテーブルを作る](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35589e866f.png)
四角いテーブルを作る
空のノードを作成する
Geometryノードを作成します。
![img_5cd35f2a2f024 - STYLY Geometryノードを作成](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd35f2a2f024.png)
Geometryノードを作成
ノードの名前はgeo1になると思います。
テーブルの板を作る
箱を作成
geo1ノードの中に入り、Boxノードを作成します。
![img_5cd3621b42c32 - STYLY Boxノード作成](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd3621b42c32.png)
Boxノード作成
Boxノードが作成されます(ノード名はbox1になります)
![img_5cd634f4751b3 - STYLY 作成されたBoxノード](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd634f4751b3.png)
作成されたBoxノード
Scene Viewには箱が表示されます。
![img_5cd36249de437 - STYLY 箱が表示される](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd36249de437.png)
箱が表示される
箱の大きさを変える
box1ノードを選択し、サイズのX成分を2.0、 Y成分を0.05、 Z成分を1.0にします。
![img_5cd6371630ab9 - STYLY box1ノードをクリックしてSize = (2, 0.05, 1)を指定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd6371630ab9.png)
box1ノードをクリックしてSize = (2, 0.05, 1)を指定
箱が薄い板になりました。
![img_5cd637598a43f - STYLY Size = (2, 0.05, 1)の箱](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd637598a43f.png)
Size = (2, 0.05, 1)の箱
以上でテーブルの板は完成です。
テーブルの脚を作る
次にテーブルの脚を作っていきます。
![img_5cd640cc5a92a - STYLY テーブルの脚](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd640cc5a92a.png)
テーブルの脚
1本の脚を作る
Tubeノードを作成し、パラメータを以下のように設定します。
![img_5cd63b9b8218e - STYLY Tubeノードを作成してパラメータを設定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd63b9b8218e.png)
Tubeノードを作成してパラメータを設定
SceneViewにTubeノードを表示させるためにはTubeノードのDisplayフラグをONにする必要があります。
ノードの右端の部分をクリックするか、ノードをクリック選択してキーボードのRを押すことでDisplayフラグをONにすることができます。
![img_5cd63fe042532 - STYLY TubeノードのDisplayフラグをOnにする](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd63fe042532.png)
TubeノードのDisplayフラグをOnにする
Scene Viewを見ると断面の頂点数が4(四角形)、棒の上部がちょうどXZ平面に接するような棒が表示されています。
![img_5cd63bd8bbdba - STYLY 作成したTube](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd63bd8bbdba.png)
作成したTube
脚をコピー先のポイントを作る
脚を4つコピーし、テーブルの4本の脚を作っていきます。
この時に必要となるのが脚のコピー先のポイントですが、
Gridノードを利用することでポイントを4つ作ることができます。
まずはGridノードを作成し、パラメータを以下のように設定します。
今回のテーブルの板のサイズはX方向に2.0, Z方向に1.0なので、
その内側に来るように X = 1.8, Y = 0.8のサイズをとっています。
![img_5cd63d16d57e5 - STYLY Gridノードを作成してパラメータを設定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd63d16d57e5.png)
Gridノードを作成してパラメータを設定
ポイントが4つ作成されました。
![img_5cd63daba8824 - STYLY ポイントが4つ作成される](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd63daba8824.png)
ポイントが4つ作成される
脚をポイントへコピーする
Copy to Pointsノードを利用して脚をコピーします。
Copy to Pointsの左側のコネクタにはコピー対象のジオメトリを接続し、
右側のコネクタにはコピー先となるポイントを指定します。
![img_5cd63f24e5aa3 - STYLY Copy to Pointsの左側にコピー対象のジオメトリ、右側にはコピー先となるポイントを指定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd63f24e5aa3.png)
Copy to Pointsの左側にコピー対象のジオメトリ、右側にはコピー先となるポイントを指定
脚がコピーされます。今回はポイントが4つあるので脚が4つできます。
板と脚を結合する
Mergeノードを作成し、copytopoints1(4本の脚)とbox1(テーブルの板)を接続します。
![img_5cd641fbd73ff - STYLY Mergeノードでテーブル脚とテーブル板を結合](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd641fbd73ff.png)
Mergeノードでテーブル脚とテーブル板を結合
![img_5cd6423539f79 - STYLY Mergeした結果](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd6423539f79.png)
Mergeした結果
位置をY方向にずらす
テーブルの脚が地面(XZ平面)を突き抜けて埋まってしまっています。
![img_5cd6442b052a0 - STYLY テーブルの脚がXZ平面を突き抜けている](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd6442b052a0.png)
テーブルの脚がXZ平面を突き抜けている
これを修正するため、Transformノードを利用してオブジェクトをY方向にずらします。
今回は足の長さには1.0を指定しているので、TransformノードのTranslateのY成分に1.0を指定します。
![img_5cd642f639f01 - STYLY Transformノードを利用してテーブルをY方向にずらす](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd642f639f01.png)
Transformノードを利用してテーブルをY方向にずらす
テーブルの位置がY方向に+1.0されてテーブルが地面の上に載るようになりました。
![img_5cd643cc85765 - STYLY テーブルが地面の上に乗っている](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd643cc85765.png)
テーブルが地面の上に乗っている
以上でテーブルの完成です。お疲れさまでした。
OBJエクスポート
今回作成したテーブル3DモデルはOBJファイルとしてエクスポートすることでSTYLYへアップロードできるようになります。
ROP Geometryノードを利用すると、OBJファイルとして3Dモデルをエクスポートすることができます。
![img_5cd645211e6a7 - STYLY ROP Geometryノードを作成してtransformに接続](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd645211e6a7.png)
ROP Geometryノードを作成してtransformに接続
ROP GeometryノードにはOBJファイルの出力パスを入力します。(拡張子は手作業で.objと入力します)
左上のSave to Diskをクリックすると、指定したファイルパスへOBJファイルが出力されます。
以上で3Dモデルの作成は完了です。
補足 : Houdini ApprenticeではFBXエクスポートできない
実は、無料版のHoudini Apprenticeでは3DモデルをFBXエクスポートできません。
FBXエクスポートするためには有料版のHoudiniライセンスが必要となります。
一番安いものだと Houdini Indieライセンス。 年間3万円程度のサブスクリプションが必要となります。
(2019年5月現在)
VAT(頂点アニメーションテクスチャ)の作成なども有料ライセンスが必要となります。
STYLYへアップロード
OBJファイルはUnityからSTYLYへアップロードすることができます。
![img_5cd60979ccdcc - STYLY STYLYへアップロードした結果](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd60979ccdcc.png)
STYLYへアップロードした結果
補足 : HoudiniのUI設定
UIのアイコンサイズを変更する
PCモニターの画面解像度によっては画面上部のUIのアイコンが大きすぎることがありますが、
設定からアイコンサイズを変更することができます。
メニューのEdit -> Preferences -> General User Interface を選択します。
![img_5cd61f27a92cd - STYLY Preference / General User Interface を選択](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd61f27a92cd.png)
Preference / General User Interface を選択
Icon Size and Layout や Playbar UI を変更すると画面上部のアイコンサイズが変化します。
![img_5cd61fb8b877e - STYLY Icon Size Layoutでアイコンサイズを指定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2019/05/img_5cd61fb8b877e.png)
Icon Size Layoutでアイコンサイズを指定
Acceptを押した後にHoudiniを再起動すると設定したアイコンサイズが実際のUIに適用されます。
UI設定はui.prefの中に保存される。
Windows10の場合は、設定内容は下記ファイルの中に保存されます。
C:\Users\{ユーザー名}\Documents\houdini17.5\ui.pref
ui.prefを直接編集することでもUIサイズを変えることができます。
UIの設定内容はui.prefに保存される