この記事では、STYLYでシーンを作成する際の注意点を紹介します。
STYLY Studioの注意点
カテゴリ | 内容 |
STYLY Studio | 最新版のGoogle Chromeの使用を推奨 |
STYLYにアップロードしたオブジェクトには、自動でColliderが貼られる →Colliderが不要な場合は、Unityよりシーンごとアップロードする |
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一部のシェーダーはSTYLY Studio上では正常に表示されないが、VR Cliantでは問題ない | |
STYLY Studioの不調 | STYLY Studioが正常に動作しない際は、ブラウザのキャッシュクリアを試す (Google Chromeの場合、Win : Ctrl + F5 / Mac : Command + Shift + R) |
STYLYよくあるご質問
STYLYを使用した際に多く見受けられるエラーの対処法をこちらの記事で紹介しています。
こちらも併せてご覧ください。
Unityを使用してシーンを作成する際の注意点
カテゴリ | 内容 |
バージョン | Unityバージョン 2019.3.X, 2019.4.X(Unity 2019.4.29f1推奨)(2021年12月現在) |
Unity機能 | Unityの基本機能はだいたい全て使えるが、機能しないものもある |
C#スクリプトを使用することはできない →ロジックを組む際はPlayMakerを使用(詳しくはこちら) |
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ライトを使用する際は「Render mode」を「Important」にしなければならない | |
ライト周りは、UnityとSTYLYで見え方が異なる場合が多い | |
パーティクルのScaleの挙動がUnityとSTYLYで異なる | |
Unity Plugin for STYLY | Windows/Mac/Android/iOS/WebGLのUnityモジュールが必要(詳しくはこちら) |
プロジェクトが大きくなると、アップロードに非常に時間がかかる →アップロードするプレハブのみパッケージにして取り出し、新しいUnityプロジェクトに読み込んでアップロードすると大きく時間短縮できる |
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プレハブアップロードとシーンアップロードの二つが存在し、アップロードした際の挙動が異なる |
プレハブアップロードとシーンアップロードの使い分け
Unity Plugin for STYLYを使用してUnityからSTYLYにアセットをアップロードする場合、プレハブアップロードとシーンアップロードの2つの方法があります。
アップロードした際のアセットの挙動が両者で少し異なるので、注意が必要です。
プレハブアップロード | シーンアップロード | |
オブジェクト単位で個別にアセットをアップロード Colliderが自動で貼られる 基本はプレハブアップロードで事足りる |
特徴 | シーンごとまるっとアップロード シーンアップロードを使うとUnityで作成したシーンをほとんどそのままSTYLYにアップロードできる Colliderを自動で貼ることもない ひとつのSTYLYシーンに複数のシーンを配置することはできない |
STYLYで配置を自由に変更できる オブジェクト単位でSTYLYにアップロードできるため、配置や組み替えが容易 Colliderが自動で貼られるため、ColliderをUnityで貼る必要がない |
メリット | Unityで作成したシーンの挙動がほとんどそのままSTYLYにアップロードできる |
Colliderが自動で貼られるため、Colliderを駆使した複雑なシーンとの相性は良くない | デメリット | STYLYに配置したシーンを移動、回転、拡大することはできない あらかじめSTYLYでのスタートポジションとの位置関係を調整しておく必要がある |
STYLYで配置を組み替えたり、展示物を入れ替える必要がある際に向いている | 向き不向き | Unityで作成した複雑なシーンをSTYLYにアップロードする際に向いている (ex)Colliderを多用したインタラクティブな空間、環境光や重力の設定を変更したシーン STYLYで組み替える必要がある場合は向いていない |
Colliderが自動で貼られるため、PlayMakerのTrigger Eventと相性が良くない | 注意点 |
Unityシーン内のカメラは自動的に無効化してアップロードします |
UnityからSTYLYにプレハブとシーンをアップロードする方法 | 記事URL | 左記同様 |
サイズが大きいアセットのアップロード
サイズが大きいアセットを縮小してアップロードする方法はこちらの記事で紹介しています。
PlayMakerを使用してシーンを作成する際の注意点
カテゴリ | 内容 |
バージョン | PlayMakerのバージョンは1.9.xを使用(2021年1月現在) →異なるバージョンを使うと、一部アクションが正常に動作しない場合がある(Collision周りなど) |
PlayMaker機能 | PlayMakerの標準アクションは基本的に全て使える |
PlayMakerエコシステム(拡張アクション)は現在のところ使用できない | |
複数のFSM間で変数のやり取りをすることはできない |
PlayMakerまとめ
PlayMakerとは何か・どんなものを作れるかについて、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
STYLYでシーンを作成する際の注意点を紹介しました。
特に、UnityやPlayMakerを使用してシーンを作成する際は気をつける点が多いので注意が必要です。