この記事で説明している「法線マップを生成」の機能は、Photoshop 3D機能の廃止に伴い使用できなくなる予定です。詳細は以下の記事をご参照ください。
こんにちは!SensitiveCubeです!
このチュートリアルでは、ホログラムインディケーターの作成方法を解説します。この記事では、Cinema4Dを使ったUVの編集とノーマルマップのベイク、PhotoshopとQuixelを使ってノーマルマップの編集、Unity Amplify shader Editorを使ってシェーダーの作成、Unity Playmakerを使ってノードベースでのスクリプティングを行います。
Photoshop 3Dフィルターを使ってノーマルマップを編集
この章では、Adobe PhotoshopとQuixelを利用してノーマルマップへディテールを追加する方法を解説します。
Photoshopで新しいノーマルマップを開いてください。新しいレイヤーを追加し白で塗りつぶします。レイヤーモードはDarkenに設定してください。ブラシツールで黒色を選択します。円をいくつか描き、Filter > 3D > Generate Normal Mapをクリックします。
警告メッセージがポップアップする場合は、Preferences > Performance の”Use Graphics Processor”オプションをオンにしてください。
パラメータは以下の画像のように設定してください。
レイヤーモードをNormalに変更します。円の箇所へマスクを追加します。これでインディケーターにネジ頭のようなディテールが追加されます。
Quixel NDOを利用してノーマルマップへディテールを追加する
Photoshopフィルターは便利ですが、より詳細なテクスチャ作成には不向きです。そういう場合はQuixelを利用します。Quixel NDOはノーマルマップを作成するためのPhotoshop用プラグインです。Photoshopを再起動し、Cinema4Dで作成したノーマルマップを開きます。Quixel SUITEを起動し、”N”キーを押下してください。
Backgroundレイヤー(=ノーマルマップ)を選択し、Normal を”NDO”に設定します。
これで準備はできました。新しい sculpt layer を作成します。
ブラシツールを選択し、何か書いてみてください。今回は書いた線の角度を直接変更できます。また、NDOのパラメータでもノーマルマップを調整することができます。調整が完了した後、”Toggle zip mode”をクリックします。私はレイヤーを更に追加し、別レイヤーでディテールを追加していきます。
Unityで表示させたものが以下となります。3Dツールを使わずとも、ノーマルマップは作成できるのです。モデリング、スカルプティングは必要なく、2Dのペイントのみで完成します!
次の記事では、Amplify Shader EditorとPlayMakerを使ったビジュアルスクリプティングについて解説します。