STYLY Magazineにて掲載しているフォトグラメトリモデル修正関連の記事をまとめています。
フォトグラメトリとは?
フォトグラメトリとは、物体をさまざまな方向から撮影した写真をコンピューターで解析し、3Dモデルを立ち上げる技術です。
撮影の仕方、フォトグラメトリソフトの使い方については以下の記事を参考にしてください。
フォトグラメトリのモデルはそのまま使うことも可能ですが、ゴミが残っていたり、穴が開いていたり、凸凹していたりと少々扱いづらい場合があります。特に人の身体をスキャンした場合、そのままでは顔や手足のパーツを動かすことができません。
この記事では、フォトグラメトリソフトや他のソフトを使用してモデルを加工し、モデルのクオリティをさらに上げるためのTipsをまとめています。
モデルを綺麗にする
フォトグラメトリソフト上で加工する
モデルの加工というと、Blender等のモデリングソフトを利用するのが一般的ですが、フォトグラメトリツール自体にも加工機能があります。
以下の記事では3DF Zephyrを例として説明していますが、他のソフトでも基本となる考え方は同じです。
別のソフトを用いてリトポロジー・ベイクする
上の記事でも解説されていますが、フォトグラメトリで3Dモデルを生成すると、どうしても頂点数が多くなってしまい、重くて扱いにくいモデルになりがちです。そこで「リトポロジー」と呼ばれる方法を使って、形をできるだけ維持しながらローポリゴンのモデルに置き換えます。
1つ目の記事ではリトポロジー専用のフリーソフト、2つ目の記事ではBlenderのアドオンを利用しています。
リトポロジーすると、テクスチャはなくなってしまいます。再度テクスチャを適用するには、Blenderの「ベイク」機能というものを使って元のモデルから新しくテクスチャを作り直す必要があります。
以下の記事で、ベイクの手順を紹介しています。
リトポロジー&ベイクはフォトグラメトリのモデル以外、例えばスカルプトを用いたモデルでも有効な手段です。
フォトグラメトリのアバターを動かす
フォトグラメトリで全身を3Dモデル化しても、目や口が動かなければただの人形です。せっかくなので、目や口も動かせるようにしていきましょう。ここでは全てBlenderを用いて作業しています。
フォトグラメトリモデルの手は、指がくっついている状態であることが多く、そのままでは動かせません。以下の記事で、指先も動かせるようになります。
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