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「STYLYにて作品制作したいけれど、どうやって素材を集めればよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
作品制作に使用する3Dモデルや画像などの素材は自分で作成したり購入するのが一般的ですが、インターネット上には無料で自由に使える素材も存在しています。
そこで今回は、無料で使えるフリー素材をインターネットで探し、STYLYでの作品制作に活用する方法を紹介します。

フリー素材を組み合わせて作った作品例

フリー素材を組み合わせて作った作品例

無料で使える素材とは?

ネットで無料でダウンロードできる素材は大まかに分けて、フリー素材パブリックドメインクリエイティブコモンズの3つの種類が存在します。
これらはネット上で混同されたり、誤った解釈をなされていることも多いので注意が必要です。
また、素材によって商用利用の可否が異なりますが、STYLYで作品を作って公開するだけであれば商用利用には当たらないため、この点を気にする必要はありません。

フリー素材

フリー素材とは、あらかじめ決められたルールのもとで無料で利用できる素材のことを指します。
有名なものとして、『いらすとや』が挙げられます。
フリー素材を使う際に気をつけなければならないのは、無料で好き勝手に使っても良いというわけではなく、あらかじめ決められたルールに従わなければならないという点です
ものによっては商用利用するためにライセンス料を支払わなければならなかったり、加工が許されていなかったりする場合もあります。
また、クレジット表記が必要なこともあり、注意深く見極める必要があります。

パブリックドメイン

これに対しパブリックドメインとは、作者の死後一定の期間が過ぎるなどの条件を満たし、著作権が失効したものを指します。
古い絵画や浮世絵などがこれに相当します。
パブリックドメインの素材はフリー素材と異なり著作権が失効しているため、利用料を支払う必要は一切ありませんしクレジット表記も必要ありません。
ただしパブリックドメインは、著作権は失効していても著作者人格権は失効しておらず、作品の改変(切り抜く・色を変える・文字を挿入する など)は権利侵害となる可能性もあることに注意しましょう。
また、ネットの画像検索で拾った絵画などには、撮影者の著作権が認められており、勝手に使うことはできません。
パブリックドメインの配布サイトを利用するようにしましょう。

クリエイティブコモンズ

クリエイティブコモンズとは、著作者が自らの作品を公開し再利用してもらう際の意思表示を手軽に行うためのライセンスを策定する国際プロジェクトです。
クリエイティブコモンズライセンスにはいくつかの種類があり、それぞれのライセンスごとにルールが異なります。

その中でも特に「CC0」に区分されるものは、作者が著作権を自ら放棄しており誰でも自由に使えます。
「CC0」の素材を使う時、利用料を支払う必要は一切ありませんしクレジット表記も必要ありません。
CC0ライセンスはパブリックドメインと異なり、著作者人格権も放棄されています。すなわち、作品の改変もすべて認められています。

まとめ

フリー素材・パブリックドメイン・クリエイティブコモンズの特徴を以下の表にまとめました。
次の項では、初心者でも使用しやすいおすすめのサイトを紹介しながら、ネットでフリー素材を探す方法を紹介していきます。

概要 使用料金 クレジット表記 素材の加工 注意点
フリー素材 著作者があらかじめ決めたルールのもとで無料で利用できるもの 基本的に無料だが、著作者が定めたルールのもとで料金が発生する場合がある 素材ごとに異なる
ため確認が必要
素材ごとに異なる
ため確認が必要
著作者があらかじめ定めた
ルールに従う必要がある
パブリックドメイン 著作権が失効したもの 一切かからない 必要なし 権利侵害となる
可能性もある
ネットに落ちている絵画などの写真を勝手に使っていいわけではない
クリエイティブコモンズ 権利表記の国際的なライセンス 一切かからない CC0を除き必須 ライセンスの種類
により異なる
ライセンスの種類ごとに
ルールが異なる
CC0 クリエイティブコモンズの一種で、著作権を可能な限り放棄したもの 一切かからない 必要なし 可能

3D素材の探し方

インターネットで3D素材を集めるには、配布サイトや販売サイトを利用するのがよいでしょう。
3Dモデルにはいくつかのフォーマットが存在しますが、STYLYで直接アップロードしたりUnityで読み込む場合には「.fbx」か「.obj」のファイル形式が扱いやすいです。
他のファイル形式だと変換が必要だったりと煩雑ですので、よくわからない場合は、「.fbx」か「.obj」の3Dモデルのみに絞って探すことをお勧めします。

以下にいくつかおすすめのサイトを紹介します。

Sketchfab

sketvhfab

Sketvhfab

Sketchfabは、3Dモデルの公開・共有を行うためのプラットフォームです。
https://sketchfab.com/

質が高くユニークな3Dモデルが数多く投稿されており、うまく使いこなせば自身の作品制作の大きな手助けとなります。
このサイトでダウンロード可能な3Dモデルは、クリエイティブコモンズライセンスで提供されています。
投稿されているすべての3Dモデルがダウンロード可能なわけではないことと、3DモデルごとにCCライセンスの種類が異なることに注意しましょう。

Sketchfabの詳しい使い方はこちらの記事で紹介しています。
Sketchfabから3DモデルをダウンロードしてSTYLYへインポートする

Free3D

free3D

Free3D

Free3Dは3Dモデルの投稿サイトで、3Dモデルの無料配布のほか販売も行っています。
https://free3d.com

UIもわかりやすく、初心者でも簡単に3Dモデルを探すことができます。
「.fbx」や「.obj」のモデルに絞って検索できるため扱いやすいです。
3Dモデルは「Personal use license」で提供されているので、個人利用にとどめましょう。

Unityアセットストア

Unity Asset Store

Unity Asset Store

Unityで組み立ててからSTYLYにアップロードするのであれば、Unityのアセットストアを利用するのもおすすめです。
https://assetstore.unity.com/

UnityアセットストアはUnityで使える様々な素材を販売するサイトで、一部のものは無料で配布されています。
3Dモデルだけでなくツールやシェーダーなども販売しており、使いこなせばクリエイティブを最大限に発揮することができます。
Unityの公式ストアということもあり、非常に安心して使用できることも特徴です。

Unityアセットストアを使って3Dモデルを検索する際は、検索対象を3Dに変更し検索欄にキーワードを入力しましょう。
無料アセットのみを表示するようフィルターをかけることもできます。

2D素材の探し方

2D素材を集める場合は、ストック写真を扱うWebサイトを利用するのがよいでしょう。
以下にいくつかおすすめのサイトを紹介します。

ぱくたそ

PAKUTASO

PAKUTASO

ぱくたそは、ストック写真を提供する日本のサイトです。
https://www.pakutaso.com/

このサイトでダウンロードした画像はすべて無料で使用することができ、クレジット表記も必要ありません。
画像の加工も認められています。

このサイトは日本人の方が運営しているサイトなので、サイトも親しみやすく使いやすいです。
サイトの運営もしっかりしており、ダウンロードした素材を安心して使えるのも特徴です。

Pixabay

Pixabay

Pixabay

Pixabayはストック写真を提供するサイトです。
https://pixabay.com/

このサイトでダウンロードした画像はすべてCC0で提供されています。
無料で使用することができ、クレジット表記も必要ありません。画像の加工も認められています。

Pixabayの特徴は、海外のおしゃれで高品質・高画質な、いわゆるフォトジェニックな画像が多く集められている点です。
また、写真だけでなくイラストも数多くアップロードされています。
抽象画のような画像も多くアップロードされており、それらをテクスチャとして使用するのもお勧めです。

サイトには検索欄がありますので、「空」や「海」といったキーワードを日本語で入力して目当ての画像を探しましょう。

メトロポリタン美術館/シカゴ美術館

ART INSTITVTE CHICAGO

ART INSTITVTE CHICAGO

絵画などの芸術作品を利用する方法として、美術館が公開するパブリックドメインの画像を利用する方法があります。
例えばメトロポリタン美術館では400万枚、シカゴ美術館では52000枚の絵画の公開を行っています。
メトロポリタン美術館
シカゴ美術館

提供される画像はすべてパブリックドメインですので、無料で自由に使用することができます。
自分だけの美術館を作ったり、空間デザインの一部に絵画を取り入れたりと、幅広い使い方ができます。

音素材の探し方

音素材を集める場合も、配布サイトを利用することとなります。
音はVRの没入感を高める重要な要素なので積極的に活用していきましょう。
音素材に関しては使用する際のルールが複雑なものが多いため、必ず利用規約に目を通すようにしましょう
以下にいくつかおすすめのサイトを紹介します。

DOVA-SYNDROME

DOVA-SYNDROME

DOVA-SYNDROME

DOVA-SYNDROMEは8400以上のBGMと1000以上のサウンドエフェクトを無料でダウンロードできるサイトです。
https://dova-s.jp/

配布される音源は全て無料で使用することができ、クレジット表記も不要で音源の加工も認められています。
圧倒的な数の音源を配布しているため、このサイトを利用すれば一通り必要な音素材は集まるはずです。

効果音ラボ

効果音ラボ

効果音ラボ

効果音ラボは様々な効果音を配布するサイトです。
https://soundeffect-lab.info/

このサイトで配布されている素材は、あらかじめ決められたルールの下で全て無料で自由に使用できます。クレジット表記も必要ありません。
「環境音」や「自然・動物」などいくつかのカテゴリーで分けられており、必要な効果音を簡単に探すことができます。

集めた素材をSTYLYにインポート

素材を集めたら、素材をSTYLYにアップロードしてVR空間を作ってみましょう。
各種素材をSTYLYにインポートする方法は、こちらのページで詳しく紹介しています。
STYLY Manuals and Tutorials

また、集めた素材をUnityで組み立ててからSTYLYにアップロードすることも可能です。
UnityからSTYLYにアセットをアップロードする方法はこちらの記事で解説しています。
記事を読む

クレジット表記を行う

STYLYで作成したVR空間を公開(publish)する際に、クレジット表記を行う方法を紹介します。

STYLY Editerのpublishボタンを押すと、タイトル入力欄と説明(description)入力欄が出てきます。
クレジット表記が必要な素材を利用している場合、説明欄に使用した素材の「作品名・作者名・ダウンロードページのURL」の3点を入力しましょう。
使用している素材がクリエイティブコモンズライセンスの場合、ライセンス種別も明記しましょう。

最後にpublishボタンを押すと作品が公開されます。

 

作品制作に必要な素材を効率的に集められるようになると、作れる作品の幅が一気に広がっていきます。
インターネットで配布されている素材をうまく利用して、クリエイティブを最大限に発揮しましょう。

Discont

NEWVIEW AWARD 2018のファイナリストに残ったことをきっかけに、VR空間デザイナーに。大学では建築学を専攻。VRにおける空間の魅せ方に大きな興味がある。VR×空間デザインという新しい領域にて、物理法則にとらわれない新しい空間体験のデザインを目指しています。2018年4月より新社会人として都内のVRベンチャーに勤務。趣味はVRと美術館めぐり。 Twitter:https://twitter.com/VR_landscape

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About STYLY

STYLYは、VR空間を駆使した新たな表現・体験を生み出せるクリエイティブプラットフォームです。 STYLYを活用することで、コンセプチュアルなショップ空間やインスタレーション、ギャラリーなど クリエイターのイマジネーションを際限なく表現した多彩な空間を構築できます。 またその空間を通じて、今までの現実では成し得なかった体験をインターネットの世界へシェアすることができます。