VRシューティングゲームの作り方では、UnityとPlaymakerを使ってVRシューティングゲームを作り、STYLYにアップロードして公開するまでをレクチャーします。
今回は、本記事がチュートリアルの最後となります。
ステージ制作と左手のコントローラの設定を行いゲームを完成させましょう。
その後、作ったゲームをSTYLYエクスポート、VRで楽しむ方法までを紹介します。
- 事前準備
- 銃コントローラ設定
- 弾丸の設定
- 敵キャラクター発生方法
- 敵キャラクターの設定
- BGMとSEの設定
- STYLYにアップロードする方法
前回の記事ではゲーム中に音楽やSEを設定し、コントローラ操作でテレポーテーションを行えるようにしました。
ステージの作成
このゲームでは空に浮いている円形のステージを使います。
まず、myUnityAssetsフォルダにあるfloor_segmentを見つけ、それをPlayMaker Tutorial Gameオブジェクトにドラッグし子要素として設定します。
![2017-07-10_15h53_46 - STYLY floor_segmentを追加](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_15h53_46.jpg)
floor_segmentを追加
次に、floor_segmentをクリックし、Inspectorウィンドウに移動します。
ここではUse Gravityのチェックをオフにし、KinematicのチェックをオンにしてRigidbodyコンポーネントを追加する必要があります。
これで ステージを空中に浮かせたままにして、弾丸との衝突時に力の影響を受けないようにしますが、ゲーム中のオブジェクトとの衝突を記録して、それらを跳ね返させることができます。
![2017-07-10_15h55_12 - STYLY Rigidbodyの設定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_15h55_12.jpg)
Rigidbodyの設定
floor_segmentのScaleを10, 10, 10に設定します。
![2017-07-10_16h09_59 - STYLY floor_segmentのScale設定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_16h09_59.jpg)
floor_segmentのScale設定
最後に、floor_segmentのPositionのYを-2.62に設定してください。
![2017-07-10_16h01_33 - STYLY floor_segmentのPosition設定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_16h01_33.jpg)
floor_segmentのPosition設定
これはVR内に入った人の頭の位置を調節するためで、ステージに立っているように見せることができます。
これでチュートリアルの全ての工程が終わり、VRシューティングゲームが完成しました。
STYLYにアップロードする方法
STYLYにアップロードする方法についてはこちらに詳しく書かれています。
アカウント作成方法
STYLYにアップロードする方法
UnityからSTYLYにアップロードする方法
それでは、STYLYにアップロードする前に、アップロード時間を改善するためにまずローカルキャッシュサーバーを設定します。
Macユーザーの場合:上部メニューバーの「Unity」タブに移動し、「Preferences」をクリックします。
Windowsユーザーの場合:上部メニューバーの「Edit」タブに移動し、「Preferences」をクリックします。
どちらも次の図の画面が現れるはずです。
![2017-07-18_17h29_11 - STYLY Preferences設定](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-18_17h29_11.jpg)
Preferences設定
Cache Server画面のドロップダウンメニューからLocalを選択します。
![2017-07-10_16h31_12 - STYLY PlayMaker Tutorial Gameをプレハブ化](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_16h31_12.jpg)
PlayMaker Tutorial Gameをプレハブ化
次に、PlayMaker Tutorial Gameの全てのオブジェクトをmyPrefabsフォルダにドラッグし、PlayMaker Tutorial Gameからプレハブを作ります。
プレハブを右クリックしてSTYLYメニューボタンをドロップダウンメニューの下部から見つけます。
STYLYメニューからBuild And Upload Prefab Assetをクリックします。
![2017-07-10_16h31_31 - STYLY Build And Upload Prefab Assetを選択](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_16h31_31.jpg)
Build And Upload Prefab Assetを選択
これでSTYLYにアップロードがはじまります!
このプロセスは少し時間がかかるので、キャンセルをせずに待機していてください。
![2017-07-10_16h31_40 - STYLY アップロード完了までは時間がかかります](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_16h31_40-e1525933977490.jpg)
アップロード完了までは時間がかかります
最終調整をしてVRで楽しもう!
STYLYを開き、Create Sceneを選択してタイトルを付けます。
画面左上のAssetsメニューから3D Modelsを選択し、MyModelタブへと進みます。
そこに先ほどアップロードしたPlayMaker Tutorial Gameがあると思います。
これを選択するとシーンに追加できます。
![2017-07-10_17h33_27-1024x499 - STYLY PlayMaker Tutorial Gameを選択](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_17h33_27-1024x499-e1525934083851.jpg)
PlayMaker Tutorial Gameを選択
続いて、3D ModelsのリストからskyBoxを選択してゲーム中の空の様子を変更します。
今回はEpic BigCloudsSoftを選択します。
![2017-07-10_17h30_28 - STYLY Epic BigCloudsSoftを選択](https://styly.cc/wp-content/uploads/2018/05/2017-07-10_17h30_28-e1525934119557.jpg)
Epic BigCloudsSoftを選択
以上でSTYLY Studioへの挿入がすべて完了しました!
STYLYのMy Sceneからシーンを起動させるとゲームができます。
Part1から7まで長かったですが、これで終了です。お疲れ様でした!