【iPad / iPhone Proシリーズ】LiDAR 3Dスキャンアプリ記事まとめ

2022年01月11日 2022年01月11日

本記事ではSTYLY MAGAZINEで紹介した、iPadおよびiPhoneのProシリーズで使用できるLiDARスキャン・フォトグラメトリのアプリの記事をまとめています。
数あるアプリの記事を読んでも何を使ったらいいか迷ってしまう…という方は是非参考にしてくださいね。

LiDARとは

「Light Detection And Ranging（光による検知と測距）」の頭文字からなる言葉です。
撮影する際レーザーの光が反射してから戻ってくるまでの時間を元にし、被写体となった空間の奥行きや物体の3次元的な形情報を取得できます。

アプリによってモデルをスキャンする方法が点群スキャンあるいはメッシュスキャンか異なります。
そしてどちらにもそれぞれの良さがあり、どんな風に使いたいかによって選択しましょう。

モデル	メリット	デメリット
点群	・複雑なモデルの形状を正確に表す・スキャンスピードが速い	・点群自体の編集が少し難しい
メッシュ	・文字やテクスチャなど面の細かい情報もスキャンできる・CGソフトにエクスポートして編集できる	・データサイズが大きい

3Dスキャンができるアプリを短い紹介と共にまとめました。
詳しい使用方法などは各記事をご覧ください。

綺麗にスキャンできると評判のアプリです。
スキャンしたモデルの背景の色を変更できます。
STYLYへアップロードする前にVR表示で素早く確認できるのは独自の機能ですね。

こちらのアプリはスキャンを開始すると自動で撮影してくれます。
アップロード時どこまで完了したか細かく表示されるのも便利です。

某テレビ番組で紹介されたアプリです。
撮影後に使える編集機能が豊富で、デスクトップ用のアプリもあります。

Polycamのすごいところは、エクスポート時に選択できる拡張子の多さではないでしょうか？
Polycam for Webを使用するとブラウザ上でパソコン上の写真からモデルを作成することもできます。

テクスチャの編集機能があり、撮影後にコントラストを変更したり色合いを変更できるフィルターなどが使用できます。
元々は有料だったアプリですが完全に無料で使用できるようになったのも嬉しいポイントです。

日本製のアプリです。
モデルの特定の場所の距離計測機能では、距離だけではなく角度や面積も測れます。
ビューモードではノーマル（デフォルト）の他にウォークスルーや間取り図としても表示できます。

スキャンモードが4種類もあり、用途に合わせて選ぶことができます。
撮影後に点の大きさを変更できるのも魅力的ですね。

プロ機能(有料)が高クオリティで、ブラウザ上で他の人に共有する際便利なのがこちらのアプリです。
モデルの特定の位置にメモできる機能があったりとチームで使用するのにおすすめです。

日本製のアプリです。
スキャン対象の設定や撮影時に内蔵ライトが使用できるなど、あると嬉しい機能が付属しています。
UIもシンプルで分かりやすいです。

過去のスキャンアプリの記事を表にまとめました。
アプリ名をクリックするとそれぞれの記事へ直接ジャンプします。

表は左右へスクロールできます。

アプリ	料金	スキャン形式	スキャン方法	拡張子	メール＋αの共有方法
Metascan(旧Forge)	無料/年額2000円	メッシュ	リアルタイム/写真選択	USDZ/FBX/OBJ/GLTF/PLY/LAS	クラウド/URL
Trnio	買い切り610円	点群/メッシュ	リアルタイム/写真選択	OBJ	Sketchfab/ギャラリー
3D Scanner App	無料	メッシュ	リアルタイム	USDZ/OBJ/GLTF/GLB/STL	Sketchfab
Polycam	無料/年額4400円/月額800円/買い切り14000円	メッシュ	リアルタイム/写真選択	OBJ/GLB/USDZ/DAE/STL/DXF/PLY/LAS/XYZ/PTS	Sketchfab/ギャラリー/Instagram
Scaniverse	無料	メッシュ	リアルタイム	OBJ/GLB/USDZ/DAE/STL/PLY/LAS	Sketchfab
WiDAR SCAN	無料	点群/メッシュ	リアルタイム/写真選択	OBJ
EveryPoint	無料	点群/メッシュ	リアルタイム	PLY/E57	Sketchfab
SiteScape	無料/年額468ドル/月額49ドル	点群	リアルタイム	PLY/E57	Sketchfab/クラウド(Proのみ)/URL(Proのみ)
Sakura3D SCAN	無料/週額200円/月額600円/年額5000円	点群/メッシュ	リアルタイム	OBJ/STL/ASC/TXT/PTS